Airbnbのオーナー(ホスト)に聞く、10の質問。ぶっちゃけ、もうかりまっか?

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民泊の代表格、Airbnb。ですが、法規制ではまだグレーの状態です。

そんな不安定な状況の中で、お部屋を貸し出す側(オーナー)の皆さんは、どんなことを考えているのでしょうか?

収益のお話や、過去のトラブルなどお話を伺ってきました。ちなみに、Airbnb界隈では、貸し出す側のことを「ホスト」借りる側のことを「ゲスト」と呼ぶようです。

10の質問は、以下のとおり。

1)簡単に自己紹介をお願いしていいでしょうか
2)入居率はどのくらいですか?
3)オーナーさんの許可はもらっていますか?
4)収益を上げるために重要なことは何でしょうか?
5)今まででイチバンのトラブルは何でしょうか?
6)今まででイチバン印象的なゲストはどんなゲストでしたか?
7)運用代行サービスについて、どう思いますか?
8)日本人と外国人、どちらのゲストが多いのでしょうか?また、外国人ゲストの国別の特徴はありますか?
9)ぶっちゃけ、どのくらい儲かりますか?
10)宅建業を取る、25%の手数料を払う、ホームステイ型にする、この3択になった場合、あなたはどうしますか?

では、順に聞いてみましょう。

1)簡単に自己紹介をお願いしていいでしょうか

A.はい、都内近郊でAirbnbのホストをしている、30代の男です。本業は別にあるので、副業のような形です。現在は、2部屋を運用していて、3部屋目を探しているところです。自分の中での条件があるので、その条件に合わないと、部屋を増やすつもりがないので、一気に広げて、という感じではありません。最初に始めてから、もう直ぐで3年です。

 

2)入居率はどのくらいですか?

A.平均すると、8割の後半から9割くらいです。いい方のお部屋は、5か月先まである程度の予約が埋まってますし、悪い方のお部屋でも3か月先まで、ご予約いただいています。最初のお部屋は、投資を回収するまでに約半年かかりましたが、やり方がわかった後の2部屋目は、2ヶ月で回収できました。
 

3)オーナーさんの許可はもらっていますか?

A.はい。運用するお部屋を探す上で、この条件がイチバン厳しいかもしれません。ですが、無理して運用をして、トラブルで強制退去を受けてしまうと、赤字になってしまうので、強制退去を避けるべく、オーナーさんの許可を取った上で、運用をする方針です。

でも、なかなかいい物件がないので、これを見つけるのが、大変なんですよ。
 

4)収益を上げるために重要なことは何でしょうか?

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A.初期費用の回収については、不人気物件を選ぶことです。友達の不動産屋さんにお願いして、広告費が1ヶ月以上出る物件を紹介してもらえば、不動産屋は儲かるので、その分、家具や家電を不動産屋からプレゼントしてもらうんです。そうすると、初期費用が少なくて済むので、回収までの期間が早くなります。

ただし、駅からは遠くてもいいのですが、分かりやすい道順でお部屋にたどり着くことができるかが重要です。ゲストは来日して、日本国内で、ネット接続ができるかどうかわかりません。日本のSIMの契約は、高いですから。ですので、プリントアウトして持ってきたとしても、お部屋までたどり着くことができるように、簡単な道順のお部屋が重要です。

一度、僕のお部屋まで来てしまえば、WiFiを貸してあげているので、次回はスマホのマップ機能で、部屋まで簡単にたどり着くことができるので、とにかく最初が重要です。

あとは、実際に利用するゲストの口コミを地道に上げていくことだと思います。WiFiのレンタルは気にするゲストが多いので、しっかりとアピールしますし、ゲストと一緒に遊ぶと、楽しかった!と評価してくれるので、リピーターや紹介してもらえるんです。
 

5)今まででイチバンのトラブルは何でしょうか?

A.正直な話、それほどトラブルが発生していません。トラブルっぽい話だと、Airbnbのシステムの問題で、ゲストとホスト間での認識と、Airbnb側の対応が不一致だったため、どうしようか?とゲストと、話し合うことがありましたが、Airbnbに確認すると、解決したので、これがイチバンのトラブルっぽい話ですから、本当に、大した話じゃないですよね。
 

6)今まででイチバン印象的なゲストはどんなゲストでしたか?

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A.こちらは、いろんなゲストがいるので、イチバンを決めにくいです。先週、来てくれていたゲストは、オーストラリアの方で、意気投合しちゃって、オーストラリアの家庭料理をふるまってくれたので、こちらもお返しに手作り餃子をご馳走したり、楽しい時間が過せました。

他にも、アメリカから来たゲストがいて、こちらも意気投合して、日本にいた間で5日間くらい行動を共にしました。一緒にカラオケ行って遊んだり、ゲームセンターに行って遊んだり、特別な遊びをしたわけじゃないのですが、連日、一緒に飲みに行ったりして、楽しかったですね。

鍵を渡して、特にコミュニケーションをとらないゲストも多いので、毎回、ゲストと遊んでいるわけではありませんが、ノリが合う異国の人と、遊ぶことができるのが、Airbnbの魅力だと思います。
 

7)運用代行サービスについて、どう思いますか?

A.私の場合、運用代行をお願いしてしまうと、収益的にはほとんど残らないので、お願いするのは難しいと思います。それに、ゲストとのやりとりも、Airbnbの楽しみのひとつでもありますから、そこまで代行しちゃうと、もったいないですよね。
 

8)日本人と外国人、どちらのゲストが多いのでしょうか?また、外国人ゲストの国別の特徴はありますか?

A.うちの場合は、99%外国人ゲストです。国別の特徴というよりも、人による部分が大きいです。例えば、今日、ゲストがチェックアウトしたので、清掃してきたのですが、世界一の人口の国の女性ゲストでしたが、電気はつけっぱなし、エアコンもつけっぱなし、部屋中にゴミが散らかっていて、呆れましたね。(笑)

かといえば、欧州系のファミリーがゲストに来た時は、キッチンや、バスルームをきれいに掃除してくれていて、貸した時よりも、きれいになってチェックアウトしてくれました。やはり、そう言ったゲストの人には、いい点数を上げますね。
 

9)ぶっちゃけ、どのくらい儲かりますか?

A.そうですね、多分、期待されるほどではないと思いますが、1部屋でだいたい片手くらいです。(笑)
 

10)宅建業を取る、25%の手数料を払う、ホームステイ型にする、この3択になった場合、あなたはどうしますか?

A.宅建業は無理ですし、25%も手数料を取られると、運用代行サービス同様、やっていけません。結果として、ホームステイ型で運用していくか、廃業のどちらかだと思います。

まとめ

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今回のホストさんは、積極的にゲストとコミュニケーションを取っているので、このような回答となりました。実際には、こんなにコミュニケーションを取っている人は、少ないでしょう。ですが、これが本来のAirbnbのあるべき姿なんだなぁとも考えさせられました。

もしよかったら、匿名で構いませんので、ゲストと会うことなど皆無のホストの方がいらっしゃったら、どういう結果になるのか気になるので、お話を伺わせてください!

知られざる、Airbnbのホストの世界。あなたのマンションの隣のお部屋がゲストルームになる日も、遠くないかもしれませんね。

本日は、以上です。

著者投稿者 横川
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