新居は必ず下見をしよう!
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引越しをスムーズに行い、費用を節約するためにも、新居をきちんと下見しておくことが大切です。
新しい住居を決める際には、部屋の日当たりや雰囲気、周辺環境などに留意して見ているでしょうが、引越しのための下見には、それとは別にチェックしておくべきポイントがあります。
たとえば、お気に入りのソファを新居まで運んだものの「玄関ドアの幅が狭くて部屋の中に入れられない!」などということもあり得ます。新居の下見でチェックするべき大切なポイントを、順を追って確認しておきましょう。
【1】家具や家電の配置を考えておく
新居の下見で最も大切なことは、今の住居からどの家具や家電などの家財道具を運び込み、新居の間取りの中でどのように配置するかという計画を立てることです。新居の配置を事前に計画しておくことは、新居のほうが部屋数が増える場合などには、新しく購入しなければならない家具や家電の必要性を見極めるためにも重要です。また、新居では必要ない家具や家電を見極めたり、新居に合わせて新調するものを決めたりしておけば、引越しの際の荷物を減らすことにも役立ちます。
新居のレイアウトを考える時には、あまりにもラフな図面で考えてしまうと、置こうと思っていた場所にその家具が入らないなど、思わぬトラブルの原因になることがあります。
方眼の罫線が引かれた用紙を活用するなどして、できるだけ正確な寸法で計画を立てるように配慮しましょう。さらに、ドアの開閉方向や幅、天井の高さなども測っておくと、後で詳細な配置計画を考える時に役立ちます。
【2】コンセントや配線などを確認する
家電の配置などを検討する時に重要なのが、コンセントの位置と数、またテレビや電話、LAN配線などの位置をきちんと把握しておくことです。
リビングルームのテレビ配線などは、あらかじめ住宅設計上で最適と思われる場所に配置されています。自分の好みやライフスタイルを反映しながら、どのように家具などを配置するか計画するのは、引越しという大変な作業の中でも楽しみながらできることのひとつともいえます。レイアウトを考える際に作成する間取り図の中に、コンセントなどの位置と数はできるだけ正確に記入しておきましょう。
【3】周辺の道路状況などを確認する
たとえば、新居の前の道路幅は、引越しの際にどのくらいの大きさのトラックを選ぶかということにも関わってきます。幹線道路から新居までのアプローチで利用する道路の幅や、一方通行などの交通規制は、略図などを作成してチェックしておくと、引越し業者との打ち合わせなどで役立ちます。
また、マンションなどの集合住宅の場合には、エレベーターや共有スペースの使い方について規則を定めていることがありますから、それもあわせて確認しておきましょう。
ちなみに、マンションなどの集合住宅の場合、ごみ置き場を見るとその建物にどんな人が住んでいるかを見極めやすいといわれます。どちらかというと契約前にチェックしておくべきことですが、覚えておくといいでしょう。
新居へ下見に行く際の必需品は「引越し達人への道」で紹介しています!