『引越し初心者カワセと学ぼう!』引越料金の決まり方編。

こんにちは。引越しラクっとNAVI新人スタッフの川瀬です。

私は今まで引越しに関しては全くもって知識がなく、せっかくたくさんの引越会社さんとつながりのある当社に勤めているのに、知ろうとせずもったいない事をしておりました。

そんな私でしたが、ついに今年で入社5年目になるので、もっと会社のことを知りたい!という経緯で、引越しについて勉強しよう!と決意しました。

皆様、私と一緒に引越しについて、勉強しませんか?

「引越料金」について今日は綴ろうと思います。

引越料金の算出方法は?

引越は、定価があってないような商品です。
(一応国土交通省に提出している料金表があるそうですが、定価でやることはほとんどないといっても過言ではないらしいです。)

ではどうやって引越料金が決まるのか・・・

料金が変動するポイントは、4つ!
 
●移動距離
●引越時期
●荷物量
●住居と新居の立地条件

荷物量は多い方が高い・移動距離は長い方が高い というのはなんとなく想像はつきますが、あとの2つについてはどういうこと?と私は疑問でした。

同じ気持ちの方もいるのではないでしょうか?
これからひとつひとつ順を追って、書いていきますね!
 

移動距離

これはもう普通に考えたらわかるかもしれませんが・・・

距離が長ければ長いほど、作業員の拘束時間が長くなるので人件費がかかったり、トラックを長い時間独り占めすることになるので、その分高額になります。
あとは高速を使うことがほとんどなので、高速代もかかりますね。

戸建てにお住まいで荷物が多い、長距離引越の場合、引越代金はかなり高額になるので、お金の面で準備が必要かもしれません。
 
移動距離が短い場合はどうか。

上記に反し、1台のトラックで積みきり、作業員も1日丸々拘束されないので、その日に何人ものお客様を対応できるので、長距離よりも安くなります。

引越時期

引越時期による料金変動は、天と地の差なので最重要事項かもしれません!!
要確認です!

目で見てわかるように、表で説明します。
 
【年間】

4月から入学・就職等、新生活が始まるので、3月中の引越しは爆発的に件数も多くなります。引越件数に比例して、金額も高額になります。

9月は、異動の時期で転勤者が増えるため、3月ほどではないですが、年間で言うと2番目に金額が高くなります。

夏場に新生活を迎えることなどあまりないですし、引越しする人自体が少ないです。先程書いた通り、引越件数に比例し、金額は低額で、1年で比較的安く引越しが出来ます。
 

【週間】

土曜日・日曜日は会社や学校がお休みの方がほとんどなので、引越しも集中します。

月曜日・金曜日は、土日と繋げて引越作業や準備をしたい方が、有給休暇などを取るため、他の平日よりも料金は高くなりやすいです。

火曜日・水曜日・木曜日は、1週間の中日なので、お休みの人も少なく、比較的安く引越しが可能です。

 
【時間】

朝の作業スタートがダントツで人気です。人気だから料金は高くなるんです。なぜ人気なのかといいますと、朝引越しをして、午後片付けたい方が多い為です。

反面、夜の引越しは不人気なため、安くなります。暗い中作業するのは大変ですし、ダンボールまみれのまま就寝だなんてこともあるからです。

 
ここで1つお得な「フリータイム便」というプランをご紹介します!
フリータイム便…引越会社に作業開始をお任せすることにより、引越会社の都合のいい時間に組み入れられるので、金額はとってもお得になります。引越会社の都合のいい時間に作業開始、とはいっても基本的には前日OR前々日には、作業開始時間のご連絡が入るそうなので、安心ですね!
 
あとは、こんなパターンもあるそうです。

たとえば・・・
東京から大阪に1月末に引越ししたいAさん。
1月29日と1月30日の見積り金額を出してもらうと、金額に差がありました。荷物量も、移動距離も変わらないのに、どうして金額に差があるんだろう?
 
それは、1月30日だとちょうど大阪から東京にくるBさんの、帰りのトラックにAさんの荷物のせていけるからなんです!!


図のように、どうせ東京大阪間を往復するなら、往復のトラックに荷物を積めた方が引越会社も嬉しいはずです!

フリータイム便について、詳しく図を使って説明している記事と、曜日によって具体的にどれくらいやすくなるのか等書かれているリンクを貼っておきます。私はこれを見て、理解が深まったので是非ご覧ください。

 

このように、他のお客様とのタイミングにもよったりすることもあるんです!

 
上記の引越時期について長くなってしまいましたが、つまりまとめますと…

>1年で1番高い引越日・・・3月末〜4月頭の土日 朝一
>逆に、安い日・・・6月11月などの火・水・木 フリータイム便

(曜日配列にもよりますが…)

時期だけでも、いろんな条件を踏まえて料金が決められるって面白いですよね!

荷物量

少なければ安く、多ければ高い。まあ当たり前のことですよね!

引越しをする際は、新居に運ぶ荷物と処分する荷物を精査してから、お見積りを取ると◎です。
荷物量が少なければ作業員さんが少なくて済む。⇒人件費がかからない からです!

(ちなみに、不用品会社と引越会社、それぞれ見積りをしに来られるのが面倒って方は、
不用品回収と引越し、一緒にできる引越会社もあるそうですよ!)

あとはトラックによっても金額が変わってきます。
基本的に引越会社が所有しているトラックは、大体4種類です。

(引用資料:株式会社アップル パンフレットより)

図のように、一般的には一人暮らしの方は2tのトラックで積みきることができます。
ファミリーの場合等は、4tに積みきらない場合、4tトラックを2台使用したり、4tトラックと2tトラックの2台で作業をすることもあります。

引越会社が所有しているトラックで一番少ない4tトラックだと高くなります。

ただ、荷物量が少ないのに4tトラックの場合は、「混載便」といって、行き先が同じ方向のお客様と一緒に荷物を1つのトラックに乗せるので、逆に安くなることもあります。

ここで私は疑問だったのですが、他のお客さんとの荷物はどう区別するんだろう・・・?

それは会社によって様々ですが、ラベルを貼ったり、仕切りで区切ったりするそうです。これなら自分の荷物が他のお客さんの所へいってしまう心配はないですね!
(ちなみに4tトラックには、単身の引越しを3人分一気につめるそうです!)

 
「自分は1人暮らしで荷物も少ないから、引越会社に荷物量伝えなくてもいいや!2tトラックでお願いします」と引越会社さんに言ったりはしないでくださいね!

あくまでも“一般的な話”なので、必ず荷物量を引越会社に伝えたり、家に来てもらい見てもらってください!

当日荷物が乗り切らないと、高額な追加料金が請求されてしまう事例もあるそうなので、要注意です。

住居と新居の立地条件

道幅
住居・新居の前の道幅によって、料金が変動することがあります。

先程、トラックの種類は4種類あるとご説明しました。

大きいトラックは、広い道幅沿いしか停めることが出来ません。ファミリーの引越しで4tトラック分の荷物でも、1車線しかない細い道にある家でしたら、2tトラックを2台で作業します。

トラックの台数が増えれば増えるほど、運転手も増えますので、人件費がかかりますし、そもそもトラックの使用台数が増えるので、同じ荷量の引越しでも高く付く可能性があります。

建物の種類

最近メゾネットタイプのお部屋が増えています。

メゾネットタイプのお部屋とは…

(引用資料:東建コーポレーション株式会社 ホームページより
http://www.homemate.co.jp/useful/rent161/)

このタイプは、階段が狭い作りになっており、冷蔵庫や洗濯機が通らないことがあります。
新居の内覧に行った際は、階段幅を測っておいた方が、見積り時に、窓から搬入する吊作業が必要なのかという判断もスムーズにできます。
基本的には、冷蔵庫や洗濯機など大きい荷物幅、プラス拳一個分の幅があれば搬入搬出可能です。
ただし、階段が途中で曲がる場合や螺旋階段は、もっと広いスペースが必要になります!
(手すりがついている場合は、手すりから拳一個分。)

引越し当日、搬入作業ができず、吊作業になってしまうと、料金は予め吊作業でお願いした場合より高額になりますし、搬入作業が当日できない場合もあるので、予め測定しておくことがベストです!

 
また、同じ3階でもエレベーターと階段によっても料金が違うことがあります。

エレベーターと階段、どっちが3階に運ぶのが早いか を考えてみましょう。
トータル作業時間がエレベーターの方が短時間で作業が終了できるので、拘束時間が短い為安い金額で提示されるわけです。
 
あとは、引越会社の近くに住んでいれば、低価格になったりもするそうです!

つまり、最安値で引越ししたいと思ったら、お部屋探しの段階から考慮しておくと◎ ってことですね!
 

最後に…

冒頭にも記しましたが、「引越しは、定価があってないような商品」です。

料金が決まるのは、荷物量や距離、時期、タイミング、立地条件…と様々な条件により算出されます。
もちろん、各引越会社によっても違います。

一番大きく影響するのは『タイミング』

だからお見積りを複数社で出してもらったほうが、安い引越会社を見つけることができます。料金面だけでなく、自分に合った引越会社を見つけることも出来ます。
 
複数の見積を取る=1番タイミングの合う会社が見つかる=安くなる!!
 
これさえ知っていれば、これからの時期、引越料金が高騰する時期ではありますが、少しでもお財布にやさしい引越しができるはずです。

あとはこれからの時期だからこそのアドバイスとしては、「引越しが決まった段階でお見積りは取ってしまえ」です。希望の引越日がたとえ2ヶ月先でも、だいたいの引越先のエリアがわかればお見積り金額は算出できます。引越会社が特に忙しい3月に、翌週に引っ越したい!と言っても、受けてくれる会社はほぼないに等しいです。たとえ受けてくれたとしても、非常に高価格になってしまうと思います。さらに、希望の引越日も埋まってしまっている可能性もあると思います。ですので、引越しが決まったら、早い段階でお見積りは取っておいてしまいましょう!

少しの工夫で、少しでも引越料金を安く!
皆様にとってタイミングの合う、『運命の引越会社』が見つかると良いですね!

いやぁ、勉強になりますね。 引越しって深い!

ではまた(๑╹ω╹๑⋈ ) カワセ

著者投稿者 今村
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