そのほかの梱包資材を用意する
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引越しの荷造りには、段ボール箱のほかにもさまざまなものが必要です。いざ荷造りを始めてから「あれがない、これがない」とあわてて買いに走るのは効率が悪く、余分な費用がかかってしまう原因になります。
必要な梱包資材などを、整理して紹介しておきましょう。
もちろん、すべてを新品で買いそろえる必要はありません。すでに持っているものは所在を確認しておき、友人などに借りられるものはお願いするなどの用意をしておくのがベターです。
また、引越し業者に依頼するのか、自分で引越しをするのかによって、自分で手配して用意すべきものも違ってきます。とくに業者に依頼しない場合は、荷物の量や内容を検討して慎重に準備を進めてください。
◆段ボール箱
業者に依頼する場合は、業者の段ボール箱を購入して使用するかどうかにかかわらず、必要な個数をプロの目でアドバイスしてもらいましょう。「大」「中」「小」など、2~3種類程度、大きさの違う箱を用意しておくのがおすすめです。
◆ガムテープ、セロハンテープ
布製のガムテープのほうが、あとで剥がすのが楽なのでおすすめ。段ボール箱の数に応じて、2~4巻程度を用意しておきましょう。引越し業者に依頼する場合は、相談すると無料でサービスしてくれることもあります。
また、新聞紙を留める時などに使うセロハンテープやビニールテープも用意しておきましょう。
◆ビニール紐
引越しの荷物は基本的には段ボール箱に収納するのが安全ですが、ごみ出しや、ちょっとした結束をするために、荷造り用のビニール紐を1巻用意しておきます。
◆油性マジックペン
荷札や段ボール箱に、箱の中身や運び込む部屋などを記入するのに使います。太書きと細書きが両方できるタイプのものが便利です。また、黒と赤など、二色程度用意しておくのがおすすめです。
◆荷札など
自前で無地の段ボール箱を用意した場合など、中身などを箱に直接書き込むのではなく、荷札を貼っておくようにすれば、後で段ボール箱を再利用する時に気持ちよく使えます。業者によっては引越し専用の荷札を用意してくれることがあるので、見積もり時などに確認しておくようにしましょう。あわせて「割れ物注意」などのシールやテープも聞いてみましょう。「割れ物注意」のシールなどは、100円ショップやネット通販でも安価で手に入ります。
◆新聞紙(緩衝材)
食器を包んだり、段ボール箱の中で荷物の隙間に詰め込んだりして運搬時の破損を防ぎます。新聞紙を保管しておいて使うのが安上がりで便利です。業者に依頼する場合、エアクッションなどの緩衝材がある程度サービスされることもありますから、見積もり時に確認しておきましょう。
また、少々汚れたり皺になったりしても構わないタオルや衣類を緩衝材代わりに使うこともできます。
◆工具類
紐などを切るはさみやカッター。ドライバーやペンチ、釘抜きなどの工具類も手近な場所に用意しておきます。
◆ぼろ布、古い毛布など
業者に依頼せず自分で引越し作業をする場合、クルマに積み込んだ荷物を保護するために、古い毛布などを用意しておくと便利です。
◆軍手
荷造り時はもちろん、引越し作業の時にも必需品です。運搬作業に自分も参加するのであれば、滑り止めの付いたタイプのものを使うのがおすすめです。
ただし、表面に硬い樹脂のツブツブが付いただけのタイプの軍手は、荷物を運んでいるうちに埃などが付着してかえって滑りやすくなることもあり、あまりおすすめできません。全体にゴムの滑り止めが付いているような、丈夫なものを選びましょう。滑り止めの付いた軍手(手袋)は、作業服を扱うショップやホームセンターのほか、最近ではコンビニでも安価に入手することができます。
ちなみに、クロネコヤマトが自社スタッフ向けに作っている「肉球軍手」が、ネット上で「かわいい!」と話題になっていたりもします。ただし、これもツブツブタイプなので、引越し作業用にはおすすめできません。
◆ごみ袋、ビニール袋
小物を箱詰めしていく時に、不用なものは分別しながらごみ袋に入れていくのがいいですね。また、散逸してしまいやすい小物などをまとめる時に、小さなビニール袋などがあると便利です。台所用品などで使っている袋があれば、荷造り用に確保しておきましょう。
◆雑巾、掃除道具
荷物のなかには、長年の埃をまとってしまったものがあるのでは。雑巾と、ほうきとチリトリ、掃除機なども用意しておくと、荷造りを気持ちよく進めることができます。