日程や時間が料金交渉のポイント!
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引越し料金を決める大きなポイントとして「台売」が基準であることを踏まえると、引越し料金の金額交渉をする目安が見えてきます。
つまり、引越しの見積もりを依頼する際には、移動距離や必要な作業人数などを割り出すための情報が不可欠であるということです。また、荷物の量や周辺の道路状況、階段やエレベーターの状況なども作業時間に関わる重要な情報です。
たとえば、人件費は引越し費用の大きな要素ではありますが、状況によってはあえて作業員の人数を増やして時間を短縮するほうが、結果的には費用を抑えられるケースもあります。
引越し料金の見積もりを検討する際には、この「台売」の考え方を踏まえておくことが大切であることがわかるでしょう。台売でおおまかな基本料金が決まり、あとはどんなオプションを依頼するかによって、最終的な引越し料金が決まるのです。ちなみに、オプションとして設定されているサービスには、引越し業者が外注していたり、なにがしかの原価がかかったりすることがほとんどなので、オプション料金の値下げはあまり期待しないほうがいいでしょう。「オプション料金はサービス!」などとアピールされているケースでは、全体の料金を合算して辻褄を合わせてあることがほとんどです。
費用を抑えたいからと段ボール箱の数を少し減らしたところで、使うトラックのサイズが変わるくらいの差がないと、大きな値下げを交渉できる要素にはなりません。
では、引越し料金を安くするための交渉術のポイントはどこにあるのでしょう。
最も安く引越しをするために重要なのは「その日、その時間に、ちょうどよいチームが空いている引越し業者を見つける』ことです。
たとえば、時間指定の引越しが高くなってしまうのは、業者の都合でチームの動きをコントロールできなくなってしまうことが多いからです。とくに、午前中の指定はユーザーの希望者も多いのが実情です。業者としては、まず、午前中の指定がある依頼を台売に近い金額で受注しようと考えます。そして、そのチームの作業が終わってから対応可能な時間指定のないユーザーの引越しについては、少々安価であっても受注できることになるのです。
つまり、料金交渉では「いつ引越しすると安くしてくれますか?」という言葉が最大の武器になるのです。日程や時間を引越し業者の都合に合わせると、料金が半額になることも珍しくありません。