引越し会社から見積もりを取る際の確認事項
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引越し業者から見積もりを取る時に、具体的にどんな情報が必要なのか。そして、それぞれの項目ごとに、料金を節約するためのポイントを整理しておきましょう。
◆引越しのスケジュール
引越しの予定日と、現住所からの搬出、新居への搬入時間の希望を伝えます。数時間で終わる近距離の引越しの場合、人気がある土日の朝一番ではなく、平日や、午後からの時間帯などを選択すると値引きの交渉がしやすくなります。
◆荷物の量と種類
引越し業者に運んでもらわなければならない荷物の量や種類を確認します。もっとも、引越しに不慣れな素人が、段ボール箱の数やトラックのサイズを予想することは難しいですから、部屋の間取り(広さ)などを伝えれば、業者のほうでおおまかな荷物の量は算出してくれます。
ポイントとしては、新居では買い替えを予定していて処分する家具や家電などを計画して、運ぶ荷物の量を減らすことができるかを検討しておくことです。業者が自宅に来て見積もりをする場合でも「これは新居には運ばない」としっかり伝えておかないと、見積金額に含まれてしまいます。
また、国土交通省が定める『標準引越運送約款』には、以下のような品目は引越しでの運搬を拒絶できることが明記されています。
(1)現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャッシュカード、印鑑等荷
送人において携帯することのできる貴重品。
(2)火薬類その他の危険品、不潔な物品等他の荷物に損害を及ぼす恐れのあ
るもの。
(3)動植物、ピアノ、美術品、骨董品等運送に当たって特殊な管理を要する
ため、他の荷物と同時に運送することに適さないもの。
また、壊れ物や精密機器など、運搬にとくに注意を要するものは、見積もり時に申告して相談しなければなりません。
◆新居や周辺道路などの状況
現住所、そして新居に荷物を運ぶ際、エレベーターを使えるのか階段なのか。また、荷物の積み下ろしをする時に、周辺の道路にトラックを停められるかどうかといったことは、見積金額にも影響します。新居の下見をする時に、周辺道路の地図を用意したり、路上駐車が難しい場合には近くの駐車場の位置などを簡単な地図にしておいたりするといいでしょう。
◆業者に依頼する作業の範囲
引越し業者によっては、荷造りや新居での荷物出しまで、すべてパッケージでサービスに含まれるようなプランを用意してくれていることがあります。
段ボール箱やガムテープなど、梱包に必要な資材はどうするか。荷物の梱包などはどうするか。自分でやる作業の範囲をあらかじめ想定しておくと交渉がスムーズです。
◆オプションの確認
引越し業者では、エアコンなどの取り外しや取り付け、ハウスクリーニング、荷物の一時預かりなどさまざまなオプションのサービスを用意しています。見積もりを依頼する業者にどのようなサービスがあるのかを確認して、自分がそれを使うかどうかを決定します。