トラブると一気に生活が不便に!引っ越し時の水道手続きや連絡先を知っておこう

この記事はこんな方にお勧め!

  • 「東京都から東京都へ」引っ越しをする方
  • 「他道府県から東京都へ」引っ越しをする方
  • 東京都水道局とのやり取りで不明点がある方

引っ越しの手続きの中で、誰もがすぐに頭に浮かぶ重要な手続きといえば「ライフラインの手続き」です。その中でも忘れずに行わなければならないのが、生活に必要不可欠な「水道の手続き」ですね。

「東京都から東京都へ」引っ越しをする方や、「他道府県から東京都へ」引っ越しをする方へ向けた「東京都水道局」への連絡方法や連絡先を紹介します。

さらに、「東京都水道局」の水道料金はどう決まるのか?旧居での利用停止手続きはどうするのか?水道トラブルにはどう対処したら良いのか?などの疑問も一緒に、これから「東京都水道局」を利用する方へわかりやすく解説していきます。

水道料金とは?

まずは水道に関する基礎知識について(お急ぎの方は読み飛ばしていただいても大丈夫です)。「水道・下水道使用料等のお知らせ」に目を通し確認する水道料金ですが、水道の利用料金は、水道料金と下水道料金をあわせて請求された料金となっていることをご存知ですか?引っ越しを機に、あまり意識することのない水道料金について知っておきましょう!

水道料金は、「基本料金」と「従量料金」を合わせて算出された料金です。基本料金は、水道メータの口径の大きさと使用水量に応じて負担する料金となっており、従量料金は、使用水量の増減に応じてかかる経費となっています。

基本料金

基本料金は使用の有無にかかわらず、契約しているかぎり請求されるものです。東京水道局の場合、一般家庭などの口径25ミリ以下の世帯に対しては、月5m³までを基本水量として基本料金に含めているので、この基本料金内を超えた分からは、従量料金として加算されます。

(基本使用料+従量料金)×1.1(消費税率)

この基本料金は、自宅に引き込まれる水道管の口径(太さ)に従って請求額が異なってきます。

わかりやすい言葉にすると、「太い管で家に水を引くほど、多くの水が確保できるために基本使用料も高くなる」ということです。

一般的な契約の場合、13mm、20mm、25mmのいずれかになっているはずです。水道管の口径は、「水道・下水道使用料等のお知らせ」に「呼び径」として記載されているので、新居の口径を一度確認しておきましょう。

〈 呼び径 による基本料金の違い〉

・口径13mm:860円
・口径20mm:1,170円
・口径25mm:1,460円

従量料金

契約しているだけで請求される基本料金とは異なり、使用した量に応じて料金が加算されていくのが従量料金です。使用量が少なければ少ないほどに1m³ごとに課金される単価も低くなります。

〈使用量に応じて請求される従量料金〉

・1〜5m³:0円
・6〜10m³:22円
・11〜20m³:128円
・21〜30m³:163円
・31〜50m³:202円
・51〜100m³:213円
・101〜200m³:298円
・201〜1000m³:372円
・1000m³〜:404円

上記の料金を見てみると、例えば水道を20m³の使用した場合、その1m³は128円で請求されます。ですが、21m³使用すると1m³は163円で請求されます。

段階的に水1m³あたりの単価が高くなっていく仕組みなので、たった1m³の差で35円の差が出ることになります。

下水道使用料金

水道料金と合わせて請求される下水道料金は、一定水量までを基本料金として設定しており、超過分に対して課金されていく制度が一般的です。

東京都23区内では、0〜8m³までの使用については、使用水量に関わらず560円で設定されているので、利用してもしていなくても560円は加算されます。下水道料金も水道料金と同じく、多くなるほど高単価になっていきます。

基本使用料(560円)+超過料金=下水道使用料金

〈排水量に応じて請求される下水道使用料〉

・排水量0〜8m³:560円(基本料金)
・排水量9〜20m³:110円
・排水量21〜30m³:140円
・排水量31〜50m³:170円
・排水量51〜100m³:200円
・排水量101〜200m³:230円
・排水量201〜500m³:270円
・排水量1000m³〜:404円

水道使用料金の目安

水道料金の平均は2人以上の世帯で毎月5,000円程度、3人以上の世帯で6,000円程度と言われています。水道料金は2ヶ月まとめて請求されるので、1回に支払う金額はこの倍と考えてください。

支払っている水道料金を振り返ったとき、家庭の水道料金はこの金額を上回っているでしょうか?だとしたら、節約したいところですよね?特に夏と秋はシャワーを浴びたりする回数も増えるので、水をたくさん使ってしまい、請求書が届いてびっくりする方も多いのではないでしょうか?

水道を使う機会が多いと、気づかないうちに水を出しっぱなしにしてしまいがち。水を使用したら、すぐに蛇口を締めるだけでも余計な水道料金がかからなくなるはずです。節約や節水意識して生活するようにしてみましょう。

東京の水道に関する手続き

さて、東京都へ引っ越しをする際の水道の手続きで覚えておきたいポイントは3つです。

1.旧居での水道利用停止手続きを引っ越しの3〜4日前までに済ませる
2.新居での利用開始手続きも引っ越しの3〜4日前までに済ませる
3.引っ越し先が「23区内」または「多摩地区」で連絡先が変わる

電話での連絡も可能ですが、ほとんどの地域ではインターネットで24時間受け付けていますので、引っ越し前の忙しい時期でも自分の都合に合わせて連絡ができるので便利です。

インターネット受付の対象地域
・東京23区内
・多摩地区26市町

「23区内」「多摩地区」で連絡先が異なります

なお東京都水道局への連絡は、上記の「23区全域への引っ越し」または、「多摩地区26市町への引っ越し」で連絡先が変わります

「23区全域」の水道契約変更は、東京都水道局のお客様センターへの連絡となり、「多摩地区26市町」の水道契約変更は、多摩お客様センターへの連絡になります。また、「多摩地区26市町以外」の方は、各市町村への問い合わせとなります。

〈東京23区〉

千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区

〈多摩地区26市町〉

八王子市、立川市、三鷹市、青梅市、府中市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、あきる野市、西東京市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町

〈多摩地区26市町以外〉

武蔵野市、昭島市、羽村市、檜原市

水道開始手続きの連絡内容に違いはないので、引っ越し先の住所に従って連絡先がどこになるのかを確認しておきましょう。

東京都水道局への連絡窓口

23区に引っ越す方の連絡方法
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tetsuduki/tetsuduki/23/

多摩地区に引っ越す方の連絡方法

http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tetsuduki/tetsuduki/tama/

一点注意しておきたいのが、水道の利用停止の連絡が直前になってしまうと、インターネットからの申し込みはできなくなってしまうということです。その場合は、電話で直接連絡をすることになります。

また、連絡の際には「お客様番号」や「給水番号」が必要となるので、番号を控えておくか、手元に検針票を用意しておきましょう。

引っ越し見積もり料金 簡易シミュレーション

  • 1引っ越し時期
  • 2移動距離
  • 3引っ越し人数
\
平均
 円
最安値
 円
最高値
 円
  • ※引越しラクっとNAVI ® の実際の引っ越しデータから算出しています。
    期間:2017年1月~2019年6月実績
  • ※引越し見積もり料金や、実際の引越し料金を保証するものではありません。
    お引っ越しの際には、見積もり取得をお願いします。

東京都水道局への連絡が必要なこと

引っ越し時の水道手続き

引っ越しにあたっては、旧居での水道利用停止と、新居での水道利用開始の手続きをそれぞれ行う必要があります。

利用停止については、引っ越しの3〜4日前までには、管轄の水道局への連絡を済ませるようにしましょう。 届け出の際は請求書や「検針票」等に記載されている「お客さま番号」又はご住所を知らせる必要があります。

これらの手続きも電話やインターネットで申し込むことができます。また、開始申込書(ハガキ)での申し込みでもOKです。

また、新居での水道利用開始については、新居に到着してからハガキやインターネット等で申し込むことになりますが、後程入居後の手続きについては詳しく見ていきます。

名義変更は必ず電話で

水道の利用停止、開始以外にも東京都水道局への連絡が必要になるケースがあります。引っ越しの際に「水道の名義変更」をする場合は、名義変更はインターネットでの申し込みができないので、必ず、東京都水道局に電話で連絡をしましょう。

債権債務を引き継ぐ場合は、名義変更がスムーズに受理されますが、債権債務を引き継がない場合は、一旦、使用中止の手続きを取り、水道使用料金を精算してからの手続きとなります。

請求書の送り先変更

引っ越し以外で請求書の送り先が変更になる場合もお客様センターへの連絡が必要になります。新居の住所を伝えて、請求書や支払書が届くように手配しておきましょう。インターネットでの申し込みも可能です。

水道メーターを共用している住宅での世帯数の変更

引っ越し先が、各室に水道メータを設置していない二世帯住宅などの集合住宅であった場合、適用条件が揃っていることで「共同住宅扱い」が適用されます。

水道料金に関わってくる大切な契約なので、こちらも東京都水道局へ電話連絡をするようにしましょう。

立ち会いの必要は?

水道の停止には、基本的に立ち会いは必要ありません。ただし、旧居がオートロックである場合は、水道局の作業員が水道メータを確認できないため、家で待機しておく必要があります。水道を閉栓する際に水道料金を精算する場合も同様です。

ただし、契約者本人が待機しなければならないということもないので、スケジュールが合わない場合は、家族や友人、管理人さんなどに代理人をお願いすることが可能です。

代理人にお願いする場合は、申し込み時に水道局へその旨を伝えておきましょう。

引っ越し先でも東京都水道局を使用する場合

なお 「引越前」と「引越先」の地域を管轄している水道局が同じであれば、「利用停止」と「利用開始」の手続きを同時にすることができます。 引っ越し予定日が決まっている方は、まとめて申し込んでおくと、うっかり忘れてしまうことを防止できるので便利ですね。

ただし、新居への引っ越し日が伝えられなかった場合や、引っ越し先での水道使用開始日が予定と変わってしまった場合は、東京都水道局へ連絡をする必要があります。

電話または、インターネットでも受け付けてくれるので、連絡を忘れないようにしましょう。

旧居の水道を止める方法

旧居での水道利用停止手続きは、現在住んでいる地域を管轄している水道局へ3〜4日前までには連絡を済ませるようにしましょう。

旧居での水道利用停止手続き

旧居での水道利用停止手続きを忘れてしまうと、使用していなくても基本料金がかかってしまうので、旧居を管轄している水道局に、1週間前から3〜4日前までには済ませておくと安心です。

〈水道停止の連絡方法〉

・電話での申し込み
・インターネットでの申し込み
・FAXでの申し込み
・申込書を取り寄せて郵送での申し込み

〈水道停止に必要な情報〉

・現住所(旧居)
・契約者氏名
・お客様番号
・給水番号
・引っ越しの日時
・引っ越し先の住所(新居)
・支払い方法

連絡をする際には、水道局へ伝えるべき必要事項があるので、水道の検針票を手元に置いておくと便利ですね。

引っ越し後にやること

水道を開栓して状態をチェック!

特に何もしなくても、入居後すぐに利用できます。基本的に東京都水道局の作業員は立ち会わないので、引っ越しをしたら自分で開栓をしてから、蛇口をひねりましょう。この時、スムーズに水が出るかどうか確認しておきましょう。

【開栓時の注意点】

・水道メーターの手前にあるバルブが閉まっていないか確認
・バルブは時計回りと反対側に回すと水が出る
・バルブを開いても水道が出ない場合は水道局へ連絡

長く使用していない水道だと、濁った水が出てくることがあります。こんなときはしばらく水を流し続けて様子を見ること。大抵は濁った水が流れきってしまえば、キレイな水が出てきます。

もしいつまでたっても濁った水が出続けたり、水が安定して出てこない場合は、東京都水道局に連絡をいれましょう。

水道の使用を始めたら、引越先のポストや玄関等においてある「開始申込ハガキ」に必要事項を記入して投函します。もし、探しても見つからない場合は、水道局へ連絡してください。 電話やFAX、インターネットでの申し込みが可能な水道局もあります。事前に確認し、自分に合った方法でおこないましょう。

支払い方法を決める

引っ越し後最初の水道料金支払いでは、引っ越し日(電気の使用を開始した日)から最初の検針日の前日までの使用量で日割計算されます。

支払い方法は主に口座振替、クレジットカード、請求書払いの3つになります。23区及び、多摩地区26市町で水道を使用し、口座振替やクレジットカード払いを利用している場合は、引っ越し先でも同じ支払い方法で支払うことができます。

また、「東京水道マイネット」へ登録をしておくと、インターネット上の手続きで、口座振替日の指定やクレジットカード払いの申し込みをすることができます。

〈口座振替〉

金融機関の預金口座から自動的に水道料金を引き落としてくれます。水道料金を口座振替で支払うことで、毎月の請求金額から口座割引として、「50円(年間600円)」を差し引いてくれます。

〈クレジットカード〉

クレジットカード会社が水道局に支払いを立替払いします。クレジットカード会社は、立替払いした金額をクレジット利用代金として請求します。口座割引は適用されません。

〈請求書払い〉

請求書を水道使用場所で発行、または、指定した請求先に郵送してくれます。金融機関やコンビニエンスストアなどで支払うことができます。

東京都水道局の参考情報

東京都に引っ越す際に、必ず連絡をする必要がある東京都水道局は、東京23区及び多摩地区26市町の都民に水道水を供給しているほか、給水区域に含まれていない武蔵野市、昭島市、羽村市に対しても暫定分水を行っています。

東京都水道局:〒163−8001 東京都新宿区西新宿2−8−1
東京都水道局のホームページ:https://www.waterworks.metro.tokyo.jp

また、無料会員登録ができる「東京水道マイネット」では、会員登録後の直近2年間の検針票の内容確認ができたり、過去4年間の水道使用量と料金の確認や、水道料金・下水道料金の自動計算などもできるので活用してみましょう。

〈東京水道マイネットで利用できるサービス〉

・直近2年間の検針票の内容確認
・過去4年間の水道使用量と料金の確認
・クレジットカード払いの申し込み
・口座振替日指定サービスの申し込み
・クレジットカードでの都度払い
・水道料金・下水道料金の自動計算

東京水道マイネット:https://suidonet.waterworks.metro.tokyo.jp/inet-service/

お客様センターについて

東京都水道局のお客様センターでは、東京23区内の引っ越し手続きや契約の変更に関する各種手続きを行うことができます。

また、水道局多摩お客様センターでは、多摩地区26市町を対象に引っ越しの契約や変更などに関する各種申し込みを行うことができます。

東京都水道局のお客様センターでも、水道局多摩お客様センターでも、料金や漏水修繕などの水道に関する問い合わせも取り扱ってくれるので、水道に関して困ったことや迷うことなどがあったら電話で問い合わせてみましょう。

〈東京都水道局のお客様センター〉

・引っ越し、契約の変更
電話番号:03−5326−1100

・料金、漏水修繕、その他の用件
電話番号:03−5326−1101

FAX番号:03−3344−2531

受付時間:8:00〜20:00
※日曜・祝日を除く
※漏水事故などの緊急の用件は全日24時間案内

〈水道局多摩お客様センター〉

・引っ越し、契約の変更
固定電話からの電話番号:0570−091−100(ナビダイヤル)
携帯電話、PHS、その他の電話からの電話番号:042−548−5100
携帯電話、PHS、その他の電話からの電話番号:0570−091−100

・料金、漏水修繕、その他の用件
固定電話からの電話番号:0570−091−101(ナビダイヤル)
携帯電話、PHS、その他の電話からの電話番号:042−548−5110
携帯電話、PHS、その他の電話からの電話番号:0570−091−101(ナビダイヤル)

・緊急情報(災害、大規模事故等)専用ダイヤル
電話番号:0570−200−987(ナビダイヤル)

・FAX番号:042−548−5115

受付時間:8:00〜20:00
※日曜・祝日を除く
※漏水事故などの緊急の用件は全日24時間案内

3月や4月などの引っ越しシーズンには、お客様センターが混み合い、電話が繋がりにくくなることがあります。12時過ぎのお昼の時間帯は、比較的繋がりやすいようなので、空いている時間を利用してみましょう。

インターネット手続き

引っ越し作業や他の手続きで忙しい方には、インターネットでの申し込みがオススメです。利用時間は24時間となっているので、いつでも申し込みができて便利ですね。ただし水道の契約者名義変更や、手続きを行って欲しい日程の直前などは、インターネットでは受け付けてくれないので、注意しましょう。

インターネットでの申し込み(23区、多摩地区とも):https://suidonet.waterworks.metro.tokyo.jp/inet-service/uketsuke/main_japan

〈東京都水道局インターネット申し込み一覧〉

・水道の使用停止、使用開始の同時申し込み
・水道使用開始の申し込み
・水道使用停止の申し込み
・水道の使用停止、開始の受付内容の照会、変更、取り消し
・請求書の郵便先変更の申し込み
・口座振替、クレジットカード払いの申し込み書の請求

水道のトラブル

毎日使う水道は意外とトラブルが多いものです。例えば漏水は始めのうちはわずかでも、日ごとに多くなり、貴重な水が無駄になり、水道料金が上がってしまうことも!何か問題があればすぐ発見できるように、どんなトラブルがあるのかも知っておきましょう。

〈漏水〉

蛇口はもちろん、トイレなどでも起こる漏水は、水道料金の跳ね上がりに直結します。

例えば蛇口で1ミリ程の糸状の漏水があると、1ヶ月で約6m³の漏水量となり、約2000円の水道料がかかります。これが、2ミリ程のマッチ棒くらいの漏水になると、1ヶ月で約16m³の漏水量となり、約6000円も水道料が加算されます。

漏水が確認できた時は、まず水道の元栓を閉めて、水道局のお客様センターへ連絡をしましょう。

〈水が出ない〉

蛇口をひねっているのに水が出てこない!そんな時はまず、水道メータのバルブが開いているかを確認しましょう。バルブは反時計回りにすると開きます。

近所で断水を伴う工事や突発事故もない、さらにバルブも開いているのに水が出ないときは、ポンプの故障が考えられるので、水道局のお客様センターへ連絡を入れるか、 集合住宅であったら管理人に連絡をしましょう。

〈水が止まらない〉

蛇口からの水が止まらない場合は、まず水道の元栓を閉めてから、パッキン(コマ)を取り替えてみます。取り替えても水が止まらない場合は、水道局のお客様センターへ連絡をいれましょう。

トイレの水が止まらない場合は、トイレの止水栓を閉め、湯沸かし器の水が止まらない場合は、湯沸かし器の止水栓とガスの元栓をしめてから、水道局のお客様センターへ連絡をいれましょう。

〈水に色がついている(濁っている)〉

蛇口から出てくる水に色が付いていたり、濁っている場合は、しばらく水を流し続けてみましょう。時間をおいても透明にならない場合や、沸騰させると白くなる場合は、所管区域の給水管工事事務所に連絡を入れましょう(水道局ではない点に注意)。

給水管工事事務所(23区):

https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tetsuduki/madoguchi/kyusuikan/

給水管工事事務所(多摩地区):

https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tetsuduki/madoguchi/kyusuikan/#tm

貯水槽を設置している集合住宅では、給水器具の故障などが疑われるので、住宅の管理人に連絡することをおすすめします。

まとめ

水道の引っ越しは基本的に立ち会いがないため、忙しい引っ越しの最中でも、手間を取られることが少ないですよね。立ち会いが必要なガスと違って、なにかトラブルがあっても大きな事故にはつながらない安心感もあります。

しかし、立ち会いがない分、自分でしっかりとチェックしておかないと、何かあったときには、生活が一気に不便になってしまうのが水道です。ある程度のトラブルには、落ち着いて対処できるように水道の知識を身に着けておくと安心です。

自分で対処できないことが起きたときには、東京都水道局などに問い合わせるようにしましょう。連絡先を知っておくことが、新生活において日々のお守りになってくれそうですね。

なお当サイトでは、スムーズに新生活を送るため引越しに必要な、電気・ガス(水道は今後対応)などライフラインの契約解除/加入手続きの申込をまとめて簡単に行える「手続きラクっとNAVI」というサービスも行っておりますので、よろしければご利用ください。

著者投稿者 引越しラクっとNAVI編集部
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