自宅に宅配ボックスがなくても安心!街中で荷物が受け取れる「宅配便ロッカー」とは?

一人暮らしで不在がちの人にとって便利なのが宅配ボックスです。しかし、すべてのマンションに設置されているわけではありません。ただ最近は、駅やスーパー、コンビニなどに設置されて誰でも利用できる宅配便ロッカーが全国各地に増えているのをご存知ですか?

自宅マンションに宅配ボックスがない場合は、受け取りのタイミングを気にしなくても済むように、こういった「宅配便ロッカー」を上手に活用しましょう。

宅配便ロッカー「PUDOステーション」とは

最近全国各地で設置が増えている「宅配便ロッカー PUDOステーション」は、
フランス国内にオープン型宅配ボックス「Packcity」を展開している郵便料金計器大手のネオポストが、ヤマト運輸と合弁で2016年に設立したPackcity Japanという会社が運営するオープン型宅配便ロッカーです。

現在全国で青森県を除く46都道府県に展開しており、 2019年11月には設置台数が全国で5,000台を突破しています。

駅やコンビニ、スーパーで荷物が受け取れる

「PUDOステーション」は、駅やスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、駐車場、公共施設などのほか、ヤマト運輸の営業所などにも設置されています。大手どころではセブンイレブンやスーパーのマルエツ、ドラッグストアのウェルシアなどとも提携(いずれも一部店舗)しており、設置場所によっては24時間いつでも利用できる宅配便ロッカーもあります。

PUDOステーション所在地

対応している宅配便業者は?

Packcity Japanが提携している配送会社の宅配便に対応しており、ユーザーは各配送会社の利用方法に沿って、荷物の受け取りが可能です(各社利用方法が異なりますのでご注意を)。現在対応しているのは、以下の宅配業者です。

・ヤマト運輸
クロネコメンバーズに無料で登録していれば、受け取り場所をPUDOステーションへ変更可能。全てのPUDOステーションが利用できます。

・佐川急便
不在票などから「受取先変更」を行うことにより、 一部のPUDOステーションで受け取ることが可能です。利用可能なPUDOステーションはコチラ

・日本郵便
首都圏の駅や駅周辺に設置された一部の PUDO ステーションを「はこぽす」として利用できるサービスを提供しています。

・DHLジャパン株式会社
世界220ヶ国を結ぶDHLのサービスでも、全てのPUDOステーションが利用可能。DHLオンデマンドデリバリーの画面から「DHLサービスポイントで引き取る」を選択すると、受け取り住所周辺の地図から任意のPUDOステーションを選択、指定する。

・順豊エクスプレス株式会社
宅急便ロッカーサービスを使って、PUDOステーションを選択することで利用が可能です。

「PUDOステーション」で荷物を受け取る方法

荷物を受け取るには、それぞれの宅配便会社に会員登録しておく必要があります。日常的に使う3社について、利用方法を見てみましょう。

会員登録~受け取りまで(ヤマト運輸の場合)

ヤマト運輸の場合は、クロネコメンバーズに登録しておくと、宅配便の荷物の「お届け予定通知」や「ご不在連絡通知」がメールで届きます。このメールに記載されたURLから、荷物の受け取り場所として「宅配便ロッカー」を選択します。

すると指定可能な「PUDOステーション」の一覧と地図が表示されるので、その中から受け取り場所を選択します。

荷物が納品されると、「納品完了通知」がメールで届くので、「PUDOステーション」に行き、荷物を受け取ります。

なお、荷物は納品完了日から3日以内に受け取る必要があります。保管期限を過ぎてしまった場合は、荷物は回収され、自宅への再配達となります。

会員登録~ 受け取りまで(日本郵便の場合)

日本郵便は(1)通販サイト等から商品購入時等に申し込む(2)配達予告・不在持ち戻りメールから申し込む(3)MyPost利用者専用サイトから申し込む、と3つの利用方法があります。

(1)は 「はこぽす」で受取りが可能なインターネット通販サイト・フリマアプリ等において商品購入等の際に、受取場所として「はこぽす」を選択できるもので、対応サイトは以下の通りです(2019年11月現在)

(2)の利用にはゆうびんIDの登録と居住確認手続きを行い、eお届け通知(メール)を受け取る必要があります。専用サイトのURLが記載された配達予告・不在持ち戻りメールから受け取り場所を選択します 。

(3)は同社の会員サイト「MyPost」に登録が必要。不在のため郵便局に保管されているゆうパック、ゆうメールおよび郵便物(現金書留を除く)について、
配達場所変更申込みサイト上から 「PUDOステーション」を指定可能です。

受け取りまで(佐川急便の場合)

佐川急便の場合は会員登録は特に不要。不在票の「受取先変更」欄に記載されているQRコード、または下記リンクから「再配達の依頼」のリンク先にある「 佐川急便の営業所、宅配ロッカー、提携先店舗でお受け取り」というボタンなどから申し込むことができます。その際に不在票などに記載されている「お問い合せ送り状No.」が必要になります。

その後 「PUDOステーション」開錠用のパスワードなどが記載されたメールが届きますので、現地でパスワードを入力して荷物を受け取ることが可能です。

なお、佐川急便では配送時にPUDOステーションを指定することはできません。あくまで再配達のみです。

「PUDOステーション」から荷物を送ることもできる

「PUDOステーション」は、荷物を受け取るだけでなく、発送することもできます

ただし、荷物の発送については、今のところ、メルカリかヤフオク!で落札された商品をヤマト運輸で発送する「らくらくメルカリ便」「ヤフネコ!パック」についてのみ対応しています。

荷物を発送するには、まず対象サービスのサイト上で発行された二次元コードを準備します。

1.ロッカーのタッチパネルに触れて「発送」をタッチします。

2.スマホに表示した二次元コードをスキャナーにかざします。


3.画面の指示に従って、配達希望日時と荷物のサイズを指定します。

4.ロッカーの扉が自動で開くので、ボックス内に荷物を入れます。

扉を閉め、画面に表示された受付番号を確認したら発送手続きは完了です。

なお、当日の受付分は13時までとなっています。

利用できる荷物の制限はある?

「PUDOステーション」は、着払いの荷物やクール便には利用できません。また、大きさについては縦・横・高さの3辺合計が100cm以内、重さは10kg以下の荷物とされています。

まとめ:状況に合わせて配達方法を選ぼう

クール便や、大きすぎる荷物などは無理ですが、荷物によっては駅やコンビニなどで受け取れるのは便利ですね。よく使う路線の駅や、身近なコンビニ、スーパーでの受け取りが可能かどうか確認してみましょう。

また、買い物をしたサイトなどによってはコンビニ受け取りや店舗受け取りなどのほうが便利なこともありますので、まずは各サイトごとに、利用できる配達方法を確認することをお勧めします。

また、引っ越し時などに住所変更登録ができない佐川急便の荷物を、PUDOステーションで受け取る方法をこちらの記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

著者投稿者 hagiwara
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