マンションから戸建への引越しは特に要注意!エアコンなど引越しに関わる電気工事のトラブル事例

こんにちわ。引越しラクっとNAVIの横川です。今日は、みなさんに是非とも避けてもらえるように、引越しの際の電気工事についてのトラブル事例をご紹介したいと思います。

見積金額と違う!とか、時間がかかりすぎる!とか、荷物が台無し!とか、意外とみなさんにも起こりうる事例を集めましたので、こうならないように気をつけて下さい。

基本的な考え

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それぞれの具体例を見る前に、基本的な考え方を抑えてきましょう。引越しの際に発生する電気工事といえば、「エアコン」「洗濯機」「トイレ(ウォシュレット)」「食器洗い機」あたりが主な対象となります。

引越し会社を利用して引越しをする場合、引越し会社のスタッフは家財の運搬はおこないますが、実際の設置/設定は外注先の電気工事会社のスタッフが行います。

ここで、電気工事会社へ、
1)引越し会社と通して頼むのか?
2)自分で探した電気工事会社に頼むのか?
3)自分で作業をするのか?
という選択肢が生まれます。

引越しラクっとNAVIとして、オススメするのは、1の引越し会社を通して依頼する。です。それは、引越し会社は年間に数百〜数万件のお引越しを行います。その中で発生した電気工事は、すべて外部の電気工事会社へ依頼していますので、ボリュームがすごい。つまり、単価が安い!ということです。

2の個人で依頼する場合は、一見さん扱いになりますので、価格交渉力は弱くなってしまいます。また、電気工事会社は、個人事業主が多いため、何かあった際に、補償のトラブルなどでは揉めるケースが多いのです。であれば、1のように引越し会社を窓口しておけば、引越し会社との問題になりますので、まだ安心です。

では、1でいいじゃない。という話ですが、注意も必要です。それは、材料費です。トラブル事例のエントリーでも書きましたが、引越し会社は新居を見ることができませんので、今設置されているエアコンや洗濯機が、新居でも、同じ材料で設置できるかわかりません。

その場合、作業当日に配管ホースなどの材料を追加するのですが、一般的な価格に比べても、高いケースが多いです。これは、引越し会社というより、外部の電気工事業者の価格設定によりますので、あくどい電気工事会社だと、材料費が市販の2倍や3倍なんかもあります。

そんなときは、引越し会社を通して、強くいいましょう。引越し会社にとっては、外部作業なので別段利益もでませんし、トラブルを避けたい気持ちの方が強いので、納得できない場合は、引越し会社の営業へ連絡をして、強く抗議しましょう。

エアコン編

前置きが長くなりましたが、エアコン編です。元引越し会社のスタッフに聞くと、10人中10人が、エアコン工事は素人が手を出さない方がいいといいます。外すということだけで言えば、できるかもしれませんが、配管をしなくてはいけないのでそこがプロとの違いのようです。

マンションに住んでいらした方が、一戸建てを購入し、エアコンを持っていくことにしました。マンションの場合、設置する場所があらかた決まっていますので、特別なことはありませんでしたが、一戸建ての場合、設置する場所と室外機の場所によって、配管ホースがマンションで使っていたものだけでは足りないケースがあります。

その場合、前述の通り配管のホースがが追加で必要になります。エアコンの配管延長は、3,000円〜5,000円/m程度が一般的です。また、引越し会社によってはエアコンパックのような形で、通常のエアコン工事に材料費もあらかじめ追加した料金設定ができる会社もあります。

その場合は、事前に必要だと思われる部材をあらかじめ準備していきますので、追加料金は発生しにくくなっています。しかも、材料の単価も安くなっていますので、一戸建てへお引越しをするかたや、以下の写真ような特殊な取り付け方をする場合は、あらかじめ引越し会社へエアコンパックの有無を聞いておくのが安心です。

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洗濯機編

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洗濯機は、ドラム式が増えていますが、これ、かなり引越屋泣かせでして、とにかく重いのです。ですから、引越し会社を使わずに引越す予定の人は、覚悟した方がいいですよ。

さて、そんな洗濯機ですが、全自動洗濯機の取り外しが1,500円程度。取り付けが3,000円程度。ドラム式だと、その倍程度がが相場となります。プラスアルファとして、ホースを延長する程度ですが、エアコンの配管と違って、簡単ですので、それほど料金も上がりません。

これを自分で設置する場合、給水ホースは簡単ですが、排水ホースが排水口の位置によって、いちど洗濯機を持ち上げる必要があったり、大変なことが多いので、特にめちゃめちゃ重たいドラム式の洗濯機の場合は、お任せした方がいいと思います。。

トイレ(ウォシュレット)編

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ネットで調べたりすれば簡単にできそうな、ウォシュレット付きトイレですが、人によっては、そんなに簡単でなかったりします。元引越し会社スタッフに聞くと、自分でウォシュレットを取り外そうとして、盛大に水漏れを起こし、運ぶ予定だった家財が濡れてしまい、衣類が台無し。というケースもあったそうです。

作業費用は、目安ですが、取り外しで約5,000円程度。取り付けで約10,000円程度。合わせて、15,000円程度が目安の料金となります。あまり追加部材などが発生する作業ではありませんので、これ以上だと、値引き交渉してもいいと思います。

食器洗い機

ファミリーのお家では浸透しつつある、食器洗い機ですが、これも引越しの際は設置工事が必要です。設置工事とおおげさに書きましたが、分岐水栓と呼ばれる、引越し先のキッチンの形状に合わせた部材が必要になります。

これは、新居の水回りの形状によって必要部材がかわりますので、一番読めない材料費となります。今のものをそのまま使うというのは、期待しない方がいいと思います。
数千円で済む場合から、数万円(上限3万円程度)かかる場合もありますので、食器洗い機を持って行く場合は要注意です。

まとめ

というわけで、引越しの際の電気工事関係は、引越し会社を通して、お任せするのが一番いいと思います。コストの面でも、万が一の補償などのトラブルの面でも。ただし、言われた料金を鵜呑みにするのではなく、しっかりとした基準を持ちながら、引越し会社へ交渉してもらいましょう。

ポイントは、電気工事は引越し会社が作業しているわけではないので、引越し会社の裁量では、どうにもならないことが多いので、引越し会社からも「値引きは無理です」といわれるケースが多いと思います。ですが、今回の相場に比べて、著しく高い場合は、強く交渉してもらうように依頼しましょう。

特に、当日発生する追加部材の材料費は高めに設定されていることが多いので、注意が必要です。今回は、電気工事というくくりでお話をしましたが、当日の追加料金は、気分的にもいいものではありませんので、このエントリーを参考にしてもらって、トラブルを回避しましょう。

その他エアコンにまつわる解説は、下記の記事にまとめてありますのでぜひ併せてご覧ください。

著者投稿者 横川
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