電気・水道・ガスの使用開始
電気、水道、ガスといったライフラインは、引越したその日から必要です。新居で使用を開始するための手続きなどをまとめておきましょう。
【電気】
次のような手順で、自分で分電盤のブレーカーを操作して使い始めることができます。
(1)アンペアブレーカーのつまみを「入」にする。
(2)漏電遮断器のつまみを「入」にする。
(3)配線用遮断器のつまみを「入」にする(安全器の場合はフタをしめる)
ブレーカーの周辺などに「電気使用開始手続書」というはがきが備え付けてあるはずなので、必要事項を記入してポストに投函すれば手続きはOKです。引越し前に電話やインターネット、FAXで手続きを済ませている場合は「電気使用開始手続書」の投函は不要です。
ブレーカーを入れても電気がつかなかったり、「電気使用開始手続書」が見当たらなかったりする場合は電力会社に連絡しましょう。
また、新居に大型の電気温水器などがある場合は、通電時に原則として電力会社の立ち会いが必要になります。あらかじめ、管轄の電力会社に連絡しておきましょう。
【水道】
量水器(水道メーター)手前にあるバルブ(水止め栓)を開けると、水道が使えるようになります。玄関などに「水道使用開始申込書」のはがきが置かれていれば、必要事項を記入して投函すれば手続きは完了です。
使用開始の手続きは地域によって電話やインターネット、FAXでできる場合があります。また、賃貸住宅の中には水道局と一括して契約していて、使用開始の連絡などが不要なケースもありますから、不動産業者などに確認しておきましょう。
【ガス】
都市ガスの開栓には立ち会いが必要です。
引越し前に所管のガス会社に連絡して、引越しの日時(開栓希望日時)を連絡しておきましょう。
持ち込んだガス器具があれば、開栓時にガスの種類が適合しているかなどをガス会社のスタッフに確認してもらいます。
引越し作業が終わったあとにシャワーも使えないのでは困りますから、ガスの開栓は引越し当日に来てもらうのがいいでしょう。ガス器具を持ち込む場合は、ガス会社のスタッフが訪問してくる前に開梱しておくとスムーズです。