賃貸向けの火災保険も引越しをする時代!! ネット上で完結する新しい火災保険について聞いてきた!

今日のテーマは、賃貸向け火災保険!

不動産会社で勧められるがままに契約していませんか?

引越しのときは、とにかく現金が飛んでいきます。古い言い方をすると、聖徳太子が飛んでいくとか言いますね。

そんな初期費用を少しでも抑えつつ、お金だけでなく手間も抑えることができる火災保険が登場したとのことで、お話を聞いてきました。

気になる費用や仕組みについては、後ほど。

かなり長いエントリーになりましたが、その分の効果は得られる!?かもしれませんよ!

ですが、その前に・・・

火災保険とは?

まずは、火災保険について理解しましょう。

あくまでイメージとして、考えてください。

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この図のように、火災保険という保険の中には、借家人賠償責任保険(借家賠)、家財保険、地震保険などのオプションという構成になっています。

借家人賠償責任保険(借家賠)とは?

大家さんや、不動産会社が必ず契約しなさいというのは、一番下の借家人賠償責任保険です。これは、火事などでお部屋に損害が出た際に、入居者に代わって保険会社が損害を負担してくれるものです。

 

家財保険とは?

そして、二段目の家財保険というのは、入居者が持っている家具家電や衣類など、あなたの財産に対して、損害が発生した際に、保険会社が損害を負担してくれるものです。

 

地震保険ほかオプションとは?

三段目の地震保険などは、プラスアルファで入居者が付帯したい場合は、追加で付帯することができるサービスです。また、自分で付帯しなくても、自動的に付加されるサービスもありますよ。

 

というわけで、こちらを踏まえて、以下をご覧ください。お得な火災保険の理由がわかりますよ!

日新火災海上保険さんに聞いてきた!

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ーー 本日は、日新火災海上保険株式会社の、高橋さんと國廣さんにお話をお伺いいたします。お二方、よろしくお願いします。

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お二方 よろしくお願いします。

 

ーー 早速ですが、お部屋を借りる場合、火災保険は不動産屋さんから契約書とセットになっていることが、一般的だと思いますが、そもそも自分自身で選んでいいものなのでしょうか?

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高橋さん(以下、高橋) はい、大丈夫です。火災保険は、賃貸であっても、持ち家であっても、補償は自身で自由に設計できます。そもそも、保険というものは自分の欲しい補償を選んで、相談しながら加入するのが通常ですよね。

不動産会社でも保険を販売することができるようになっていますが、一人ひとりのお客様の細かいニーズを聞いているわけではありません。

これは、賃貸契約をする際にスムーズに手続きを進めるため、1人用、2人用、4人用などのパターンを設けているのが一般的だからです。

例えば、一人暮らしだったら、だいたいこのくらいの補償内容。といった、基準にもとづいて、実情、それなりに近いものは勧めて頂いていると思います。

 

ーー 確かに、不動産会社から指定されるものを、すんなり受け入れてきた気がします。

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國廣さん(以下、國廣) そうです。その保険が間違っているという訳ではありませんが、引越しの際は、初期費用でお金が色々かかるので、保険は自分で選んで少しでも費用を抑えていただければと思います。

 

ーー 日新火災さんが提供する、「お部屋を借りるときの保険」では、サイト上で保険料のシミュレーションをすることができますね。
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(出典:お部屋を借りるときの保険オフィシャルサイトより)

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高橋 そうですね。お客様がどのくらいの家財をお持ちなのかを確認して、保険料のシミュレーションをしていただき、少しでも安く、引越しの際にかかるコストの削減や、節約をしてもらえればと思います。

また、私たちの保険の特徴は、お部屋が変わるたびに 保険を手配しなおさなくてもいい という点です。

つまり、引越しのたびに毎回、保険を解約して、新たに契約をしてという手続きをしなくていいということです。

お引越の際は、手配や手続きが非常に多くて、大変です。せめて、火災保険の解約と新規契約という手続きを省略できないかと思い、開発しました。

 

ーー 保険も引越しできるということですね!!確かに、これまでは前の契約を解約して、新たに契約をしていました。なぜ「お部屋を借りるときの保険」では、契約を引き継ぐことができて、他の火災保険は引き継ぐことができないのでしょうか?

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國廣 火災保険というのは、所在地や、建物がどういう構造かで保険料が変わる仕組みです。

例えば、神奈川県から東京都へ地域が変われば必ず保険料も変わります。

ですから、補償内容を持っていくのではなく、引越し先が変わるごとに解約して契約し直すのが一般的です。契約を引越し先に持っていくという文化ではありませんでした。

そこで、私たちは保険の設計や約款を工夫して、日本全国でどこへ移動しても、補償内容を引き継ぐことができるようにしました。

その結果、火災保険を引越し先で引き継ぐということが可能になったのです。

 

ーー なるほど。話は戻りますが、不動産会社から紹介された火災保険以外でも、自分で探して、契約してもいいわけですね。そして契約後に、不動産会社へ自分で契約しました。と報告すればいいのでしょうか?

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高橋 はい、そうです。不動産会社によっては、加入した証明書を出してくれと言われますので、私たちの「お部屋を借りるときの保険」でも、加入証だけは紙媒体で送るようにしています。

 

ーー 加入した証明書”だけ”というお話ですが、それ以外の書類は届かないのでしょうか?

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(加入証のサンプル)

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國廣 はい、お客様の負担する保険料を抑えるために、紙の削減や経費を抑えるため、紙による書類を送っていません。

ネット上でも、ログインしてもらえれば、こういう保険に加入しているよ!ということが確認できるようになっています。スマホなどからログインすれば、その場で確認画面にアクセスもできます。

 

ーー え?では、良くある、保険料の振込用紙も届かないのでしょうか?

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高橋 はい、お客様の保険料を抑えるため、クレジットカード決済のみとさせて頂いております。

 

ーー 徹底されていますね!では、不動産会社から紹介される保険との大きな違いはなんでしょうか?

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國廣 違う部分と、違わない部分があります。

違わない部分から言うと、大家さんへ補償する、借家人賠償責任保険の部分は、他社のものと、変わりません。

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違う部分は、前述しましたが、例えば、不動産会社さんから勧められる火災保険の中の家財保険の部分は、単身者の場合は、300万円。2名で住む場合は、500万円。といった形で、ある程度決まっています。

ですが、単身者の場合でも家財が多い人もいれば、2名でも単身者よりも家財が少ない人達もいらっしゃいます。

そういった方々のために、当社の「お部屋を借りるときの保険」では、自分で家財の保険金額を決める ことができます。ここがひとつの違いと言えます。

 

ーー 確かに、300万円分しか家財を持っていないのに、500万円の補償は保険料の無駄ですね!

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高橋 そうです。さらに、私たちの「お部屋を借りるときの保険」では、個人賠償責任保険も付加しています。

この個人賠償責任保険とは、例えば自転車事故で被害者の方に損害を賠償することになった場合に、個人賠償責任保険を利用することで、全部や一部をまかなうことができます。

この支払いの上限は、1億円に設定されています。

最近、自転車事故などで1億円近い高額な賠償責任を命じる判決も出ていますので、この支払い限度額はご確認いただくことをおすすめします。

 

ーー この「お部屋を借りるときの保険」では、地震保険を付帯することはできますか?

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國廣 申し訳ありませんが、地震保険は付帯できません。もし、地震保険が必要なお客様は、不動産会社からご案内される一般的な火災保険に加入していただくことになります。

私たちの保険は、元々ネット上で完結する商品を作りたいという思想から始まっております。

ところが、地震保険を付加すると、確認資料というものが必要で、建物の構造や建築日によって割引が出来るのですが、そのためには割引が適用となる根拠の書類などを提出していただく必要があります。

そうなると書類でのやり取りが発生してしまうので、ネット上で完結することができません。私たちとしても、補償はしたいのですが、お客様の利便性を優先させた結果、地震保険を付帯できない設計としています。

 

ーー 僕もそうですが、自分の家財がいくら分あるのかを理解してる人は少ないと思います。どのように計算すればいいのでしょうか?

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高橋 そうですね。イメージとしてご理解して頂きやすいのは、お家にある家財を全部リストアップして、いくらで買ったか、新品で買った時の金額をすべて積み上げて計算して、あ、私はいくらだなというのが一番正しい方法ですが、ただそれってとても面倒ですよね・・・

そこで、家財の保険金額については、私たちのサイト上から3クリックで確認することができます。
・世帯主の年齢層
・大人の人数
・子供の人数
これだけで、目安の家財評価額が算出できます。

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(出典:お部屋を借りるときの保険オフィシャルサイトより)

 

ここで算出された数値を基準に選んでいただければいいのですが、それよりも自分の所有している家財は少ないなと思うのであれば、出てきたプランより補償の少ないプランを選んで頂ければ大丈夫です。

また、実際に自分が事故にあってすべての物が燃えたと仮定したとき、いくら補償してほしいかという観点で金額を選んでいただければいいかなと思います。

別の考え方として、オススメはしませんが、仮に500万円分の家財があったとしても、保険料を安くするために100万円分の補償に入るという選択肢もあり得る話です。

当社はそういった選択肢も踏まえて保険を設計していますので、そのような選び方もできます。

(本当は、きっちり保険金額を設定していただくのがオススメですが、なかなか難しいので、そういった目安になるものをご用意しています。)

 

ーー 確かに。大型の家具家電だけを合計して、あとはまるっと計算してしまうのもいいかもしれませんね。でも、服が多い人は、計算がとても大変そう・・・

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高橋 はい。とても細かい計算になるので、できる人はいいのですが、男性、女性の時点でもかなり差がつきますし、その計算方法が現実的ではないというのもあって、保険会社は、家族数や年齢で、おおよそいくらという金額を提示して、それに近いものを選んでくださいというのが一般的ですね。

 

ーー この火災保険は、他社の保険に比べて、保険料が抑えられていると思うのですが、補償が小さいというわけではありませんよね?なにか、プラスアルファの補償は、ありますか?

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(出典:お部屋を借りるときの保険オフィシャルサイトより)

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國廣 住まいのサポート24にも書かれていますが、ちょっとした水周りのトラブルなどで、水が漏れた、鍵が壊れたといった内容はサポートしています。

また、この保険特約として「被害事故法律相談費用」補償特約というのがついています。

日常生活で、なんらかの損害を受けた場合、その人が賠償してくれれば問題ないんですが、上手くいかない、損害賠償請求などの手続きにはどうしたらいいかわからないといった場合などに利用できます。

本当に訴訟するのであれば弁護士さんと相談ですが、そこまでいかなくてもちょっと法律相談をしたいときなどに、そういった費用を補償できるようにつけています。

 

ーー 言いにくいかもしれませんが、この保険のデメリットや、できないことはありますか?

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高橋 前述の通り、地震保険が付帯出来ないことや、水災は補償の対象外となっています。また風災や雪災は損害額が20万円以上となった場合のみ、お支払いの対象となります。

 

ーー 確かに、建物と違い、お部屋の中の家財が強風の被害を受けることは考えにくいので、あまり起こり得ないケースの補償を削って、その分を保険料の削減に当てているということですね。一般的な火災保険に比べると、御社の火災保険は、どの程度コストダウンが実現するのでしょうか?

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國廣 そうですね、同条件で他社の相場価格がだいたい2年で1.5万円〜2万円くらいです。弊社だと、200万円の家財保険を含んで1年で5,000円なので、2年で10,000円で済みます。

また、300万円のプランだとしても、2年で12,000円なので、安いはずです。

 

ーー どういった、ユーザーの方々が多いのでしょうか?

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高橋 予想していたより、幅広い年齢層の家族のかたからご利用頂いています。もっと単身者に偏るかなと思ったんですが、結果的にはわりと幅広い世代の方にご利用いただいております。

一番売れている価格帯としては4,000〜6,000円/年の商品で、家財の補償が100万円〜300万円の範囲です。

 

ーー 最後に、この商品のアピールポイントを教えてください。

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國廣 自動車保険や生命保険も、ネットで選ぶ時代です。火災保険だって、ネットで選ぶ時代がくると考えました。そういった人のニーズに応えることができるのではないか、受け入れられるのではないかと思いました。

ですから、ネット上で管理できるようにするために、加入手続きもネットで完結、スマホも対応、契約後の手続きも、住所が変わっても契約が続きます。

もちろん、住所変更の手続きもネットで出来ますし、賃貸に住まなくなった場合の変更や解約に関してもネットでできます、ネット完結ができるのが一番のポイントだと思います。

 

ーー なるほど、ありがとうございました!

まとめ

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お部屋を借りるときの保険」は、サービス名がそのものズバリという感じがしますが、賃貸で契約している場合で、ネット上で完結して、引越しをした場合でも、新居へ契約を持ち越せるサービスとなっています。

ペーパーレス、ネット完結など、これまでの保険とは違うアプローチで、加入者も順調に増えているようです。

ただし、この保険は、自分で探さないと見つけることができません ので、このエントリーを読んでくださった方は、よければシェアしてくださいね!

 

お部屋を借りるときの保険オフィシャルサイト

 

また、火災保険については、過去にもいくつか書いていますので、併せてどうぞ!

火災以外にも保証がいっぱい!知らない人は損をする、知って得する火災保険

値上げ決定で、加入するならいま!?毎年加入率が増加中の地震保険について調べてみました。

本日は、以上です。

著者投稿者 横川
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