知っているようで、知らない?お部屋探しの用語集を解説します。

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こんにちわ。引越しラクっとNAVIというブログ(このブログ)で新生活に役立って欲しい!エントリーを書いている、中の人、横川と言います。Twitter(@hikkoshinavi)もやってますのでどうぞ!

はじめてのひとり暮らしのエントリーでも書きましたが、このブログも4ヶ月連続更新をしていると、すでに過去のエントリーを読んでもらっているはず。という勝手なイメージでエントリーを書いてしまいがちです。

でも実際には、はじめまして!という方がほとんどで、知られていると勘違いしたままエントリーを書くと、お前誰だよ?となってしまいます。

ですので、ここはもう一度初心に戻って、これまで登場してきたお部屋探しで出てきた用語集を解説していきたいと思います。このエントリーだけでは足りませんが、まずははじめてのひとり暮らしで出てきそうなところからチョイスしてみました。ごらんください!

敷金とは?

Wikipediaによると、

敷金(しききん)は、法律用語で、不動産の賃貸借の際、賃料その他賃貸借契約上の債務を担保する目的で賃借人が賃貸人に交付する停止条件付返還債務を伴う金銭である。

と、あります。簡単に言うと、退去の際にあなたの過失によって壊した部分を補修するために使う前払金と思っていいと思います。ですので、キレイにお部屋を使えば敷金は還ってきます。それが敷金です。

ただし、Wikipediaにもありますが、近畿地方から西日本にかけては、権利金としての性質をもち、数ヶ月分〜固定金額が償却されることがあります。いわゆる敷引きと呼ばれるものです。

ですので、敷金だけで見た時は、東日本の方がお得感はありますね。

礼金とは?

続いて、礼金です。同じくWikipediaで調べますと、

礼金(れいきん)とは、主に関東地方において、不動産の賃貸借契約の締結の際に賃借人が賃貸人に対して支払う一回払いの料金である。原則として返還されるべき敷金や保証金、建築協力金などとは異なる。

と、記載があります。簡単に言うと、このお部屋に住まわせてくれて、ありがとうございます。という、オーナー(管理会社)に対してのお礼の金額が定められている。ということです。

あくまで、謝礼なので返還されることはありません。

仲介手数料とは?

オーナーさん(管理会社)が所有するお部屋を借りるための契約をする際に、間に入って契約の手続きをしてもらう、不動産会社(宅地建物取引業者)に対して支払う、成果報酬になります。多くの場合、1ヶ月分の家賃同等額を支払います。

法律で定められた業務でして、成果報酬の上限は1ヶ月分と決められています。宅地建物取引業者は、難しい試験に合格して、各都道府県に登録しないとできないお仕事ですので、個人とオーナーさんとで直接契約をしようにも、できないのです。必ず宅地建物取引業者を通すことになります。

最近は、この仲介手数料を割り引く不動産屋さんや、サービスも出てきました。それはまた別のエントリーにてご紹介してみたいと思います。

管理費とは?

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建物の共有部分(廊下やエレベーターなど)の維持管理のためにかかる費用。家賃と別途と書かれているケースもありますし、家賃に含まれるケースもあります。じゃあ、どっちでも一緒じゃない?と思われるかもしれませんが、更新料など、家賃に対して発生する費用については、管理費は含みません。

ですので、家賃70,000円、管理費5,000円のお部屋と、家賃75,000円のお部屋とあった場合、更新料は家賃に対してかかりますので、前者は70,000円の更新費でいいのですが、後者は75,000円かかってしまいます。

鍵交換代とは?

前の人が使っていた鍵を交換するための費用です。1万円〜2万円程度が相場です。お部屋を契約する際に必要になる費用になります。

当ブログでは、過去にも鍵についてのエントリーをご用意しておりますので、お時間あればどうぞ!

町のカギ屋さんじゃ作れない合カギが急増中!無駄に待たされないための方法
新居の鍵は大丈夫?引越しで気をつけたい、カギに関するエトセトラ

オトリ物件とは?

実際には紹介できないのに、紹介できるかのように、インターネット上に魅力的な条件でお部屋を掲載し、お店に来店させるためのエサのようなお部屋。釣り物件ともいう。

魅力的な条件だが、来店させるためのお部屋なので、当然、お部屋は空いていません。ひどい場合は、存在しないお部屋の情報で釣ってくるケースもあるようです。

このオトリ物件については、ヨッピーさんという無職の方が面白いエントリーをポストされているので、そちらをご覧ください。

不動産屋のオトリ物件に騙された

定期借家契約

これ、(ていきしゃっかけいやく)と読みます。関東地方では、普通の借家契約の場合、2年更新というケースが多いのですが、2年後あなたが更新したい!といえば、更新可能です。

ですが、定期借家契約の場合、2年と定められると、2年後に出ていかなくてはなりません。もちろん、あなたが更新したい!と言って、オーナーさんがOK!といえば、更新(再契約)できますが、オーナーさんがNO!と言えば、出ていかなくてはならないのです。

普通の借家契約よりも、オーナーさんの意向でどうにでもなってしまうので、法人の借り上げ社宅だと、定期借家契約はNGとする企業は多いです。

なぜ、このような契約があるかというと、3年間だけ海外赴任をする方が、その間だけお部屋を貸して賃料収入を得たい場合、定期借家契約として、貸し出すのです。そして、海外赴任後、自宅に戻れるように自分(オーナー)の決めた期間だけを貸し出せるような仕組みができているのです。

基本的には、借りる側には普通の借家契約よりも不利です。ですが、不利だからこそ、お部屋のグレードが賃料の相場に比べても良かったり、周りの賃料よりも安かったりしますので、契約期間で出て行くことが問題なければ、お得だったりすることがあります。

初期費用

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お部屋を借りる際の初期費用は、ここまでご紹介した中でいえば、敷金、礼金、仲介手数料、鍵交換代。この辺りに加えて、来月分の前家賃と火災保険料を含めたものが、初期費用として発生する費用です。

関東地区では、おおよそですが、家賃の4ヶ月分程度の初期費用が必要となります。内訳は
・敷金:1ヶ月分
・礼金:1ヶ月分
・仲介手数料:1ヶ月分
・鍵交換代:2万円程度
・次月家賃:1ヶ月分
・火災保険料:1万円程度
新築の物件の場合は、敷金と礼金が2ヶ月分に増額されて、6ヶ月分程度の初期費用が必要になります。新築の場合は、鍵交換代は発生しません。

保証会社

一般的に、お部屋を借りる際は、連帯保証人が必要になることが多いのです。連帯保証人とは、あなたが家賃を滞納した場合に、代わりに支払う義務を持つ、あなたの身代わりができる人。ということですが、家族以外にお願いするのは非常に困難です。

ですので、一般的には連帯保証人を付ける場合は、家族にお願いするのですが、最近は家族間の関係が希薄になってきているのか、家族に連帯保証人をお願いしないケースも出てきています。お願いしないというより、お願いしにくい。という方が正しいかもしれません。

そんな人のために、家賃の30%〜100%(1ヶ月分)を支払うことで、連帯保証人の肩代わりをしてくれるのが、保証会社です。最初から契約に盛り込まれているケースもあります。ですが、借りる側としては、保証会社よりも連帯保証人で審査してもらった方が、余計な費用がかかりませんので、もし最初から保証会社が盛り込まれている場合は、交渉してみましょう。

まとめ

今回は、お部屋探しで出てくる用語について、簡単ですが解説してみました。ですが、上記の例はあくまで一例です。というより関東地方の一例と考えてください。

定期借家契約などは、日本全国変わることはありませんが、敷金、礼金などお金に関する部分は、地域によってかなり変動します。例えば、関西圏は、礼金がない代わりに、敷金のような補償金を6ヶ月分程度預かって、退去の際に敷引きするという商習慣があります。

仙台や広島は、退去の際の家賃は日割りではなく、月割りなので、月末まで住む人が多かったりします。といったように、日本全国、地域によって商習慣が違うため、その地域ごとのルールに則る必要があります。あなたが住みたい地域のルールを前もって知ることで、トラブル防止にもなります。

また、レオパレスなど全国的に展開している会社のお部屋は、どちらかというと、地域ごとの商習慣よりも、会社のルールを優先しますので、日本全国同一のルールで入居も退去も可能です。

ですが、せっかくその地域に住むのであれば、山あり谷ありかもしれませんが、その地域のルールに従って住んでみるのもいいと思います。

本日は、以上です。

著者投稿者 横川
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