辞令をもらったらまずやること5つ
そろそろ、来ますね。秋の転勤時期が。私たちは、「転勤ラクっとNAVI」という転勤のサポートを行っております。
そこで、今回は数多くの転勤者さんのサポートをしている立場から、辞令が出た後にやることをお伝えしたいと思います。
まずやること5つ
1)会社の規定の確認(社宅、引越し)
2)お部屋探しの日程を組む(内見日を決める)
3)引越し日を決める
4)転校の手続き
5)現在、住んでいるお部屋をどうするか決める
上から順に、優先順位が高い順番です。すでに他のエントリーで説明したものもありますが、順を追ってご説明しますね。
会社の規定の確認(社宅、引越し)
お部屋探しをするにしても、引越し会社を手配するにしても、最初に確認すべきは、あなたの会社のルール・規定です。
会社によって、様々です。いくつかご紹介しますと、
・自分で選んだお部屋を会社が借り上げてくれるケース(借り上げ社宅と呼ばれます)
・寮があって入寮を指示されるケース
・個人で契約をして住宅手当が給与と一緒にもらえるケース。
・会社が借りているお部屋で前任者が住んでいたところに、入れ替えで住みなさい。と言われるケース
など、様々です。
また、社宅などの規定にも会社独自の色がでます。
・会社の運営する、店舗から半径◯km以内に住まななくてはいけない。
・地域と職格によって、補助家賃が変わる。
・築◯年以内の建物でないと契約できない。(古い物件がNG)
・会社指定の契約書の雛形がある。(この契約書がOKの建物しか入居できない)
など、こちらも様々です。
なぜ、最初に規定を確認するかというと、規定を知らずにお部屋探しをしても、契約段階で規定にそわず、「はい、やりなおし!」が起こるからです。
時間との戦いである、転勤のお部屋探しで、ふりだしに戻るのは、かなり厳しいです。その後の、引越しの手配にも響きますしね。ですので、まずは、最初に何が何でも規定を確認しておきましょう。
ちなみに、同じことが、引越しの手配でも言えます。どこまでが会社が負担してくれて、どこまでが個人で負担するのかを確認しておかないと、会社が負担してくれるのに、個人の負担だと思って、頼まなかった!など、残念な思いをする可能性がありますので、規定は確認しておきましょう。
お部屋探しの日程を組む(内見日を決める)
規定を確認できたら、次はお部屋探しです。詳しくは、こちらのエントリーでご説明していますので、読んでみてください。このエントリーでは、チェックリストもダウンロードできますので、ぜひチェックしてみてください!
ちょっとだけかいつまんで書くと、
転勤の際の内見チャンスは1度きりしかないことが多いので、失敗しないために以下の3つの対策をオススメします。
対策a)不動産会社から紹介された物件以外をネット上でいくつか探しておく
対策b)会社から紹介された不動産屋以外の不動産屋(できれば法人対応できるところ)を抑えておく
対策c)有給を月曜日にとって、内見の予備日を作っておく
という内容でした。
引越し日を決める
続いて、お引越しについてですが、詳しくは、こちらのエントリーを参考にしてみてください。
こちらも簡単にまとめると、まずは会社のルールを確認しましょう。その上で、着任日に間に合うように、なるべく早く引越し会社へ連絡を取って見積もりを取得しましょう。
こちらも時間との戦いなので、仮に新居が決まっていなくとも、見積もりをとって早めに引越し会社を抑えましょう。ただし、新居が決まっていなくても、見積もりを出せるのは、法人対応実績がある引越し会社でないと難しいかもしれません。
そして、基本的には相見積もりになることが多いので、ラクしたい人は、私たちのサービスを使ってみてはどうですか?というお話でした。
転校の手続き
この項目は、お子さんがいない方は飛ばして結構です。
お子さんの転校手続きをする際に、公立の学校か、私立の学校かによって、手続きがかわります。私立の場合は、担任の先生に相談して、転入先の学校を決めましょう。
公立の場合は、結構手間がかかります。こちらのエントリーでも書いていますが、改めて書くと、
【引越し前の手続き】
(1)在籍している学校から「転校届」を入手して提出。
(2)学校から「転校確認書」を受け取る。
(3)市区町村の役所に「転出届」と「転校確認書」を提出。
(4)役所から「転出証明書」を受け取る。
(5)学校から「在学証明書」と「教科書給与証明書」を受け取る。
【引越し後の手続き】
(1)転入先の役所で転入の手続きを行って新しい住民票を入手する。
(2)役所(教育委員会)へ住民票と、「在学証明書」「教科書給与証明書」を提出。
(3)「転入学通知書(就学通知書)」の交付を受ける。
(4)指定された学校へ電話連絡して手続きの日時を予約。
(5)「転入学通知書」「在学証明書」「教科書給与証明書」を指定された学校に持参して提出する。
という手続きが必要になります。自分たちでできる部分は前倒しで準備しましょう。
現在、住んでいるお部屋をどうするか決める
もし、あなたがすんでいるお部屋も、会社で借り上げているお部屋であれば、解約で大丈夫でしょう。(次に、別の転勤者があなたのお部屋に住むというケース以外は)
もし、ご自宅(持ち家)であれば、どうしましょうか?売りますか?貸しますか?ご自宅に家族が残り、単身赴任というケースもよくあります。
貸すにせよ、売るにせよ、いろいろな不動産会社と話を進めていく必要があります。特に、売る場合は、地元の不動産会社へお願いするケースが多いので、転勤後に打ち合わせをする度に地元へ戻ってくる必要があります。
売る!と決めた場合は、なるべく早く動かないと、転居までに間に合わず、引越し後も、戻ってくることになってしまいますよ。
このあたりについては、どこかのタイミングで、ご紹介したいと思います。
まとめ
とにかく、転勤は大変です。ご本人はもちろん、ご家族の疲労もストレスも一気に盛り上がってしまいます。ですので、先送りすることをなくして、どんどん決めていきましょう。
それが、少しでもストレスを少なく転勤する秘訣です。
新居のお部屋探しをしつつ、引越し会社の手配をして、転校の手続きをしながら、自宅売却の手続きもする。なんて、想像しただけで、絶句しますよね。書いている自分でも、吐き気がしました。
これ以外にも、ガス、水道、電気、インターネットなどのインフラの手続きをする必要がありますし、転出届、転入届、周りへのご挨拶。引越しの挨拶状。お世話になった方々へのご挨拶。と、目白押しです。
できることから、進めましょう。転勤はチャンス!ですよ。