引っ越しは段取りだ!「やることチェックリスト」で1から始める引っ越し準備
この記事をざっくり言うと
- 引っ越しの日程が決まっていて、何から手を付けるか迷っている方
- 引っ越しを考えているものの、なんだか面倒くさいと思っている方
- 引っ越し挨拶の手土産を探している方
この記事をご覧いただいている方は、これから引っ越しをされるご予定で、「準備がめんどくさいな…」とお思いの方も多いはず!物件探しから始まる「引っ越し」は「やることリスト」のかたまりのようなもので、次に住む家を決める段階から、膨大な数の「やること」が待ち構えています。
例えば「新居探し」から「新居の契約」「旧居の解約」「引っ越しの見積もり」「住所変更などの各種手続き」さらには「荷造り」そして「新居前準備」などなど…。 忙しい毎日の中で「引っ越しの段取り」を考えることは、実際のところものすごく大変です。
そこで今回は作業をスムーズに進めていただくために、引っ越しの1ヶ月前から使える「やることチェックリスト」を用意してみました。この記事を参考にスケジュールをうまく組み立てていただき、新生活へのステップを少しでも軽やかな気持ちで踏み出してください!
新住居が決まらなければ始まらない!
引っ越し先を探す!
引っ越し先の物件探しの理由は人によって様々ですが、引っ越し先を探すにあたって大切なのは、希望条件をしっかり決めておくことと、ていねいな情報収集の2つです。
物件探しは、ある意味早いもの順。良い物件はどんどん決まっていきます。自分の希望を叶えるためにも、なるべく早めに物件探しを開始しましょう。引っ越し作業全体に言えることですが、早め早めの準備、これが大切です。
自分なりの条件をまとめよう!
最初に決めることは、新居への希望条件です。家の価格、家賃、間取り、地域、入居時期、部屋の階数や向きなど様々な条件がありますが、もちろん希望を全てをかなえることは、よほど運がよくなければほぼ不可能。条件の中でも優先順をつけることが大切です。
大まかでも良いので、まずは自分の考えをまとめてみましょう。わかりやすく書き出してみても良いかもしれませんね。
物件探しは情報収集がカギ
希望条件が定まったら、次は情報収集。まずはネットの物件探しサイトを利用してみるのがオススメです。
大手不動産会社が運営する下記のようなサイトで、希望条件を入力して検索をし、数ある家や部屋の中から気に入った物件を絞ってチェックしてみると良いでしょう。
SUUMO:https://suumo.jp/
HOME’S:https://www.homes.co.jp/
at HOME:https://www.athome.co.jp/
一方で、上記のような賃貸物件サイトでは、いまだに問い合わせを集めるための「おとり物件」が見られることもまた事実です。当サイトでは法人向け転勤サポートを提供する姉妹サービス「転勤ラクっとNAVI」で実績があり、クレームのない不動産会社のみをご紹介するお部屋探しサービスを提供していますので、こちらもぜひご利用ください(詳しくは下記記事をご参照ください)
お気に入りの物件を3〜4つほどピックアップできたら、記載されている不動産会社へメールや電話で連絡を取り、「部屋はまだ空いているか?」「希望条件と違うところはないか?」などの確認を取っておきましょう。連絡を面倒くさがっていると、他で契約が決まってしまうということもしばしばあるので、思い立ったらすぐに連絡するくらいでちょうどいいかも? 希望の家や部屋が見つかったら次は内見です!
ここが重要!内見で注意すべきポイントは?
これから始まる新しい生活をしっかりイメージしていくためにも重要な内見とは「内部見学」の略語です。気になっていた物件を実際にチェックできるチャンスを最大限に活かしましょう。
この時、不動産会社が用意してくれる部屋の見取り図をもとに、現状と違っている部分はないか?壁紙や天井に大きな汚れはないか?床に傾きはないか?などをしっかりとチェック!ドア部分の段差や洗濯機の置きやすさ、収納の使いやすさなど、細かい点が後の生活のしやすさに直結しますので、気になる点があれば手を抜かずきっちり確認しておいてください。
さらに、新生活を共に過ごそうと決めている家具があるのなら、配置をイメージしてみるのも良いですね。そのためにもメジャーを持参して具体的な間取りを把握しておくと、後々引っ越し作業が捗ることになります。
もう一点ここで大切になってくるのが、携帯電話の電波状況です。電波状況が良くない家で暮らすのは、大きなストレスの原因になりかねません。スマホ画面に表示される電波もチェックしてきましょう。
気になっていた物件をチェックして、納得できたらいよいよ契約!契約と聞くと尻込みしてしまう方もいるのではないでしょうか?契約には何が必要なのかを事前に知っておくことで不安を解消しておきましょう。
いよいよ契約!各種書類を準備しよう
物件の契約には、書類や印鑑、お金などが必要となります。書類は役所へ取りに行かなければならないものや、取り寄せに日数がかかったりするものもあるので、余裕を持って用意しておきましょう。また、不動産会社によって用意する書類が変わってくることもあるため、確認しておきましょう。
まず行われる不動産会社の入居審査では、契約者本人の収入証明や連帯保証人の収入証明などの書類が必要となります。
入居審査にかかる期間はだいたい2〜3日で完了しますが、1週間ほどかかる場合もあります。入居する方が問題なく家賃を払っていけそうかを、不動産や大家さんが判断するためのもので、主に職業や収入、保証人はいるか、過去に税金などの支払いを滞納していないか、などが見られることになります。
ただこの審査における判断、実は大家さんの経験則や感覚によるところが大きいとされていて、「なんとなく危なさそうだからパス!」ということも十分あり得ます。ですので、審査に落ちたとしてもあまり気落ちしないようにしてくださいね…。入居審査が無事に完了したら、契約手続きが開始されます。
〈入居審査・契約時に必要なものリスト〉
住民票 |
印鑑証明 |
印鑑 |
収入を証明するもの(源泉徴収票、確定申告書、支払い証明など) |
連帯保証人関連書類(収入証明、住民票、印鑑証明、印鑑など) |
通帳 |
銀行届け印 |
各種費用(敷金、礼金、仲介手数料、火災保険料など) |
契約時には、宅地建物取引士の資格を持った仲介会社などの担当者さんが、書面をもとに物件の仕様や契約の詳細確認をする「重要事項説明」を行ってくれます。ここで重要なのは、その内容に不明点があればどんな些細なことでも、きちんと確認することです。
例えば、敷金の取り扱いについて。通常、賃貸物件退去時の原状回復は「入居前の部屋の状態に戻す」というわけではなく、普通に暮らしていれば生じる程度の汚れは大家さんが原則負担するものとして、国土交通省のガイドラインにも定められています。
しかしなかには、原則以上の負担を入居者に求めた「特約」を設けているケースも多く、「退去時のハウスクリーニング代は敷金から補てんする」などと記載されているケースもあります。このような特約がもしついていて、もしその内容に納得できないようであれば、必ず担当者に確認してみましょう。
その他にも更新費用に関わること、禁止事項について(楽器演奏禁止など)、など、「重要事項説明」には多くの大切な情報が記載されています。後で後悔しないためにも、不明点や不満があれば遠慮せずにどんどん質問してみましょう。
引っ越し前は、やるべきことが山盛り状態!
引っ越し1ヶ月以上まえにやるべきこと
「新しい家が決まった!」と一息つきたいところですが、ある意味ここからが本番!現在暮らしている部屋と引越し先での契約や解約をこなしていきましょう。
現在暮らしている場所(旧居)でまず行うのが、賃貸物件の解約手続きです。ほとんどの賃貸物件では「契約を終える場合は退去の1〜2ヶ月前に解約の申し出をする」と決められています。
引っ越し予定が決まり次第、管理会社や不動産会社、もしくは大家さんに連絡をして退去日を決めましょう。
退去日の連絡ができていなかったり、期限を過ぎてしまうと翌月の家賃が発生してしまい、新居の家賃とダブルで支払うことになってしまう可能性も!損をしないためにも引っ越し日予定日が決定と退去日の決定はセットで考えておくようにしましょう。
また、駐車場を契約しているのであれば、早めに貸主、または管理している不動産会社へ早めに連絡をすること。
こちらも解約予定日の1ヶ月前に解約の申し出を行うように定められている契約が多いので、駐車場の賃貸契約書を一度確認しておきましょう。その時に解約時に必要な書類などを確認しておくと良いですね。
さらにファミリー世帯では、子どもの学校の転校手続きがあります。公立の小学校・中学校・高校へ通うお子さんがいる場合には、在学中の学校で「在学証明書」と「教科書給与証明書」を発行してもらう必要があります。
また、お子さんが高校生であったり、私立の小学校・中学校に通っている場合は、編入試験が必要になるため、引っ越し先で通う予定の学校や教育委員会に問い合わせておきましょう。
他にも、新居での開通作業に時間がかかることが多いインターネット回線のプロバイダへの連絡や、粗大ごみの処分手続き、携帯電話会社への住所変更手続き、火災保険や地震保険の住所変更手続きなどの不備があっては困るものも引っ越しの1ヶ月前を目安に済ませておきましょう。
引っ越しの見積もりを出そう!
各種手続きと同時に進行しなければならないもうひとつの大切なことが、引っ越し業者に「引っ越しの見積もり」を算出してもらうことです。
ファミリー世帯の引っ越しの場合は、各家庭で荷物の量が大きく変わるので「訪問見積もり」で料金が決まるのがベーシックな流れです。
この時に、時間に余裕がある場合は、3社くらいに見積もりを出してもらいましょう。3社の見積もりを見比べれば、おおよその料金が見えてくるので、あとはサービス内容などで決めてみてはいかがでしょうか?
一人暮らしの方の引っ越しでは、訪問見積もりのない単身者用の引っ越しパックを利用すると良いでしょう。
こうした見積もりの取得も、「引越しラクっとNAVI」にお任せをいただければ、専任のコンシェルジュがしっかりサポート!詳しい使い方などが掲載されている、こちらの記事もぜひご覧ください。
見積もりの取得と並行して、荷造りを開始しておくことも大切です。「引っ越しまで、時間があるからあるからまだいいや!」とは思わずに 使わないものから先にダンボールに詰めていきましょう。
引っ越しの予定日の2〜3週間前になったら
引っ越しの2〜3週間前には、郵便物の住所変更、ライフライン関連の手続きを済ませるようにしましょう。
ガス、水道、電気は、解約の手続きと同時に新居である引っ越し先での使用開始の手続きも済ませておくと安心です。
固定電話の変更も新居で工事をしなければならない場合には、引っ越し手続きの際に工事の予約もしておきましょう。
市外へ引っ越しをする方は、転居届の提出、国民健康保険の資格喪失手続き、印鑑登録の抹消、原付の廃車手続き、児童手当の住所変更手続きなども必要な手続きとなります。
引っ越し当日は何をしたらいい?
とうとう引っ越し当日。まとめた荷物を運び出し掃除をするだけですが、ガスと水道は、住んでいる場所の条件によって立ち会いが必要となる場合があります。解約手続きの際に確認しておきましょう。
引っ越し業者も入って荷物の搬出や掃除が終了したら、旧居の鍵を大家さんや管理会社に返して旧居を明け渡し、いざ引っ越し先へ!
新居に引っ越したらまずやるべきことは?
まずはライフラインの開通!
新居においてまず最初にやるべきことは、電気の開始と水道の開栓です。新居に届いている申込書を郵送しましょう。届いていない場合は電話などで問い合わせてください。
ガスの開栓は、自分で行うことができないため、ガス会社の方に来てもらいます。設置したガス機器の安全な使用方法を知るためにも必ず立ち会わなければならないので、スケージュールを調整しておきましょう。
掃除と害虫駆除
電気や水道が使えるようになったら、新居の掃除に取り掛かりましょう。一見キレイに見える新居ですが、人が住んでいない部屋はホコリが溜まりやすいのです。害虫駆除剤の散布も、部屋になにもない状態の時に施しておくと安心ですね。
新居での各種手続き
そして、引越し先での手続きです。固定電話や保険、インターネット回線など、旧居での解約手続きの際に同時に新居での契約をお願いしている場合は必要ないのですが、うっかり忘れていた場合は、早急に住所変更の手続きを済ませましょう。
また、引っ越した先が、元住んでいた地域とは別の市である場合は、地域の役所や役場へ出向き、転入届や印鑑登録の手続き、国民健康保険の加入、児童手当の手続きなどをしましょう。
窓口で「〇〇市より引っ越してきたのですが、必要な手続きを教えて下さい」と伝えれば、どの課へ行ったら良いのか迷うこともなくスムーズに手続きを終えることができます。
チェックリストを参考にスムーズに引っ越しの準備!
引っ越しに向けたチェックリスト(ファミリー世帯向け)
1ヶ月前
賃貸住居の解約手続き ・賃貸契約書を確認 |
駐車場契約の解約手続き ・賃貸契約書を確認 |
引っ越しの見積もり ・訪問見積もりの日程を決める ・見積もりは3社ほど出してもらう ・ダンボールの個数、金額も確認 |
引っ越し業者の決定 ・引っ越しする日を決める |
子どもの転校手続き ・公立、私立または高校で違うため学校や教育委員会に確認 ・制服や体操着の準備も始める |
粗大ごみの処理 ・住んでいる地域の粗大ごみ回収日を確認 ・粗大ごみ回収券の準備 |
インターネット回線の手続き ・新住所への住所変更 ・新居での開設工事日の予約 |
固定電話の移設手続き ・NTTまたは契約会社への連絡 ・新居での開設について確認 |
火災保険・地震保険の住所変更 ・地震保険の割引制度を利用する場合は「耐震性能評価書」や「耐震基準適合証明書」などを用意する必要がある |
荷物の梱包 ・季節外のものや使わないものから梱包を始める |
2〜3週間前
現住所の役所または役場での手続き ・転出届 ・国民健康保険の資格喪失手続き ・印鑑登録の抹消、 ・原付の廃車手続き ・児童手当の住所変更手続き など |
電気解約手続き ・現住所での電気停止日、新居での開始日の確認 ・お客様番号を控え、電話またはインターネットで手続き |
水道解約手続き ・現住所での水道停止日、新居での開始日の確認 ・お客様番号を控え、電話またはインターネットで手続き |
ガス解約手続き ・現住所でのガス停止日、新居での開始日の確認 ・お客様番号を控え、電話またはインターネットで手続き |
荷物の梱包 ・生活に不便がない程度に片付けておく |
1週間前
郵便物の転送手続き ・窓口に転居届けを提出 ・身分証明書、現住所が証明できるものが必要 |
旧居のご近所さんへ引っ越しの挨拶 ・大家さんや管理人さん、自治会長さんへも挨拶に行く |
スマホやパソコンのバックアップ ・運搬時の衝撃でデータが飛んだりしたら、目も当てられません |
荷物の梱包 ・引っ越し当日に必要なものや貴重品は分けて保管 ・必要最低限のもの以外梱包しておくようにする |
冷蔵庫の掃除 ・この1週間で冷蔵庫内の食材を使い切る |
新居の掃除 ・害虫駆除剤を使用しておく |
前日
冷蔵庫の搬送準備 ・電源を落とし、製氷機や冷凍庫内の霜を落としておく ・電源コードはまとめて、ガムテープなどで冷蔵庫本体にとめておく |
洗濯機の水抜き ・本体とホース内の水を抜く |
当日
旧居の掃除 ・できるだけきれいな状態で引き渡すことを心掛けましょう |
旧居の電気のブレーカーを下げ、水道、ガスの元栓をしめる |
大家さんや管理会社に鍵を返す |
新居のチェック ・荷物の搬入前と搬入後で壁や天井に傷がないかチェックしておく ・明らかに自分でつけていない傷などがあった場合、写真を撮っておく |
新居でのライフライン開通 ・ガスは、ガス会社の担当の方の立ち会いのもと開栓 |
引っ越し後(14日以内)
転入届を提出 ・旧居と同一市内であれば転居届 |
印鑑登録の手続き ・こちらの手続きは、役所で行います |
国民健康保険の加入(個人による) |
児童手当の手続き ・転出届、印鑑、健康保険証などが必要 |
母子手帳の登録変更 ・転出届、印鑑、健康保険証などが必要 |
子どもの転校届 ・転出届、印鑑、健康保険証などが必要 |
各種保険などの住所変更 |
銀行口座などの住所変更 |
免許証の住所変更 ・以前の住所が記載されている免許証、印鑑、新しい住民票が必要 |
引っ越しに向けたチェックリスト(単身者向け)
1ヶ月前
賃貸住居の解約手続き ・賃貸契約書を確認 |
駐車場契約の解約手続き ・賃貸契約書を確認 |
引っ越しの業者を決める ・単身者パックを利用するとお得 ・電話見積もりやインターネット見積もりを利用する ・引っ越し日を決める |
粗大ごみの処理 ・住んでいる地域の粗大ごみ回収日を確認 ・粗大ごみ回収券の準備など |
インターネット回線の手続き ・新住所への住所変更 ・新居での開設工事日の予約 |
固定電話の移設手続き ・NTTまたは契約会社への連絡 ・新居での開設について確認 |
荷物の梱包 ・季節外のものや使わないものから梱包を始める |
2〜3週間前
現住所の役所または役場での手続き ・転出届 ・国民健康保険の資格喪失手続き ・印鑑登録の抹消、 ・原付の廃車手続き など |
電気解約手続き ・現住所での電気停止日、新居での開始日の確認 ・お客様番号を控え、電話またはインターネットで手続き |
水道解約手続き ・現住所での水道停止日、新居での開始日の確認 ・お客様番号を控え、電話またはインターネットで手続き |
ガス解約手続き ・現住所でのガス停止日、新居での開始日の確認 ・お客様番号を控え、電話またはインターネットで手続き |
荷物の梱包 ・生活に不便がない程度に片付けておく |
1週間前
郵便物の転送手続き ・窓口に転居届けを提出 ・身分証明書、現住所が証明できるものが必要 |
旧居のご近所へ引っ越しの挨拶 ・必要であれば、大家さんや管理人さんへ挨拶に行く |
スマホやパソコンのバックアップ |
荷物の梱包 ・引っ越し当日に必要なものや貴重品は分けて保管 ・必要最低限のもの以外梱包しておくようにする |
冷蔵庫の掃除 ・この1週間で冷蔵庫内の食材を使い切る |
新居の掃除 ・害虫駆除剤を使用しておく |
前日
冷蔵庫の搬送準備 ・電源を落とし、製氷機や冷凍庫内の霜を落としておく ・電源コードはまとめて、ガムテープなどで冷蔵庫本体にとめておく |
洗濯機の水抜き ・本体とホース内の水を抜く |
当日
旧居の掃除 ・原状回復を心掛けましょう |
旧居の電気のブレーカーを下げ、水道、ガスの元栓をしめる |
大家さんや管理会社に鍵を返す |
新居のチェック ・荷物の搬入前と搬入後で壁や天井に傷がないかチェックしておく ・明らかに自分でつけていない傷などがあった場合、写真を撮っておく |
新居でライフライン開通 ・ガスは、ガス会社の担当の方の立ち会いのもと開栓 |
引っ越し後(14日以内)
転入届を出す ・元住所と同一市内であれば転居届 |
印鑑登録の手続き |
国民健康保険の加入(個人による) |
各種保険などの住所変更 |
銀行口座などの住所変更 |
免許証の住所変更 ・以前の住所が記載されている免許証、印鑑、新しい住民票が必要 |
段取りのいい荷造りのコツ
生活不用品から荷造りしていこう!
引っ越しの段取りの中でもっとも手が進まないのが「荷造り」なのではないでしょうか?引っ越しが決まったものの、どこから手をつけていいのかわからないですよね。そんなときは2つのポイントがあります。
迷ったときのポイント
・玄関から遠い部屋から始めよう
・今使わないものから始めよう
まず手をつける部屋は、玄関から遠い部屋からがオススメです。荷造りを終えたダンボールや梱包した家電などは案外邪魔なもの。荷造りが終わった荷物を置く部屋を決めておくと荷造り中も荷物に邪魔をされることなく生活することができますね。
そして、今使わないものから片づけていくのもスムースに荷造りを進めるポイント。「使わないものなんてない…」と思ったら、押入れやクローゼットの中を覗いてみましょう。奥にいくほど、普段の生活では使わない思い出の品や何年も未使用の電化製品などが眠っているはずです。
この時に粗大ゴミとして回収してもらうものも選別しておくと便利ですね。押入れの来客用の布団などは圧縮できる布団袋などを利用して小さくしておきましょう。
そして、引っ越し業者が用意してくれたダンボールや自分で用意したダンボールに荷物を詰める際に気をつけたいポイントは3つあります。
ダンボールに荷物を詰めるポイント
・重いものは小さい箱、軽いものは大きい箱
・箱の上部と側面に入っているものを記入
・DVD・CD、食器類は縦に詰める
本、食器、DVD・CDなどは、小さい箱に詰めるようにしましょう。たくさんあるからと大きい箱に入れてしまっては運ぶときにかなりの重さになってしまいます。
DVD・CD、食器は平らに重ねると割れてしまう恐れがあるため、立てて詰めるようにしましょう。プチプチなどの緩衝材で梱包しておくと安心です。
さらに持ち上げるときに底が抜けないように、ガムテープなどで補強しておくと良いでしょう。タオルや衣類などの軽いものは、大きめの箱に詰めてもOKです。下記の記事などもご参考に、ぜひ万全の荷造りを!
荷物を詰めたダンボールには、油性マジックで詰めたものをわかりやすく記入しておくことが大切です。
まずはダンボールの上部、そしてダンボールを積み重ねてもわかるように側面にも記入することを忘れずに。割れ物や壊れやすいものが入ったダンボールには、赤いマジックで「ワレモノ」とわかりやすく書いておきましょう。
手持ちがオススメの荷物
引っ越すまで使い、引っ越してすぐ使う荷物は小さめのダンボールもしくはバッグに詰めて、手持ちの荷物として運んだ方が良いでしょう。
・洗面用具(歯ブラシなど)
・台所用品(食器用洗剤、スポンジ)
・タオル(必要最低限の枚数)
・着替え(汗や汚れがついた場合に1枚程度)
・雑巾(お掃除シートでも可)
・ゴミ袋(5枚程度)
・スリッパ(人数分)
・トイレットペーパー(1〜2個)
・ドライバーなどの工具(セットになっているものが便利)
そして、運び出す準備に手間がかかるのが大きめの家電と家具です。冷蔵庫、洗濯機、パソコン、タンスやベッドなどの荷造りは、コツを掴んで破損や故障を避けるようにしておきましょう。
冷蔵庫は、霜が溶けた水にご注意を
冷蔵庫は、引っ越しの前日に取り掛かるようにしましょう。まず冷蔵庫内の食品を取り出して、コンセントを抜きます。
コンセントを抜くと冷蔵庫内の霜が溶け水が出てきます。この時タオルやキッチンペーパーなどで水分を吸収しておき、運ぶ時に水が垂れることを防ぎましょう。
コンセントは、引きずると切れてしまう恐れがあるため、コンパクトにまとめておくと安心です。
冷蔵庫内に保存しておいた調味料などは、ジップロックなど密閉できる袋に入れ、保冷バックなどに入れて運べば、引っ越してからすぐに使えて便利ですね。
洗濯機、ホース内に水は溜まってない?
洗濯機も前日にはコンセントを抜いてアース線を外し水を抜いておきましょう。ホース内に水が溜まっていることがあるので、ホースを外して水が抜けているか確認しておくことが肝心です。この際、付属品を無くさないように注意しましょう。
パソコンは念のため中身のバックアップを!
引っ越しの時にパソコンのデータが飛んだ、という話は意外とよく聞くもの。デスクトップ、ノートのいずれに関わらず、業者さんに運搬してもらう際は万が一に備えて、ハードディスクなどのバックアップをとっておきましょう(ノートPCならご自身で手運びされるほうが安心かもしれません)。購入時の箱があれば利用し、箱がない場合は、ジャストサイズのダンボールに使わないタオルやエアーなどの緩衝材で運ぶ際の衝撃から守るように梱包しておきましょう。
大型家具
タンスやベッドなどの大型家具は、引っ越し業者におまかせすることがほとんどです。中身を空にし、分解や組み立てに必要な専用工具があれば用意しておきましょう。
また、吊り上げやクレーン作業など特殊作業が必要になりそうな場合は、あらかじめ引っ越し業者に伝えておきましょう。なお、IKEAなど組み立て式の家具は、業者さんによっては事前の相談などが必要ですので、ご注意ください。
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段取りのいい不用品、ゴミの廃棄の方法
引っ越し作業で意外と手がかかるのが不用品の処分です。一般的には自治体の粗大ゴミ回収を利用することが多いのですが、その他の処分方法もご紹介します。
自治体の粗大ゴミ回収
各自治体で回収日や回収料金、捨てることができる個数に違いがあります。各自治体のホームページや問い合わせ先に連絡をして確認してください。申込み方法も電話やインターネットなど様々です。
基本的には、不用品が粗大ゴミに該当するかを確認し、各自治体の粗大ゴミ受付センターに電話かメールで回収の依頼をします。
有料粗大ゴミ処理券をコンビニなどで購入し、粗大ゴミに貼ります。回収日が来たら指定された回収場所に回収時間前に出しておきましょう。
引っ越し業者に依頼
引っ越し業者によっては、不用品の回収サービスを行っている場合があります。引っ越しの見積もりをお願いする際に不用品の引き取りが可能かどうかと料金を確認しておきましょう。
不用品引取業者に依頼
不用品引取業者に依頼をすると、自宅まで不用品を引き取りに来てくれるので手間も時間もかからずとても便利です。
回収料金は各社で違いがありますが、基本の相場は3000円から5000円ほどとなっています。別途オプションなどが追加される場合もあるので、依頼する前にいくらかかるのか確認しておきましょう。
買取専門店に売る
買取専門業者に不用品を売る場合は、ウェブまたは電話で無料査定ができる事が多く、都合に合わせた日取りで出張買取をお願いすることができます。
リサイクルショップで売る
不用品として売ったものがリサイクルされるリサイクルショップでは、持ち込みの他にも宅配買取や出張買い取りといったサービスも用意されています。一部買取をしていない品目もありますので、確認してみると良いでしょう。
フリマアプリで売る
利用者が多いネットアプリを使って不用品を売る方法もあります。商品の撮影、説明、発送などの手間がかかり、売却時期も不明なため引っ越しまでに売り切りたい方には不便かもしれませんが、自分で売却価格を決めることができるので納得のいく金額で売ることができます。
掃除、退去後の原状回復について
完全に原状回復しないと、敷金は戻ってこない??
引っ越しで退去する際にキレイに掃除ができていないと、修理費や修繕費がかかり、敷金が戻ってこなくなる、なんて話を聞いたことはないでしょうか?
旧居の契約時に「原状回復」が義務付けられている場合がほとんどかと思われますが、実はこの「原状回復」とは、入居前の状態に戻さなければならないという意味ではないので、ご注意ください。国土交通省によるガイドラインにも、その旨が明記されています。
住宅:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について – 国土交通省
普通に生活をしていて生じる汚れや傷、経年劣化などはあくまで貸主の負担となりますので、修理費などの見積もりを見て「おかしい」と思ったら声をかけてみてください。ただし、落書きや壁の穴、タバコのヤニ汚れやペットによる壁の傷など、入居者の不注意で生じた汚れや傷は入居者が負担しなければならない点はご注意を。
ただしキッチンなどの水垢や油汚れ、お風呂、洗面所のカビのなどはキレイに掃除しておくことで敷金の返還額がプラスになることもあるので、掃除しておいて損はないでしょう。
また、引っ越し業者によっては、掃除サービスのオプションも用意されているので、掃除の時間がない人は利用してみてはいかがでしょうか?
家賃を払って住んでいたとはいえ、賃貸住宅は貸主のものです。退去時には今までお世話になった部屋をきれいな状態で戻すのが、最善のマナーと考えた方がいいですね。
まとめ:引っ越しの最重要事項は、 段取りと優先順位付けです
引っ越しをして住まいを変えるということは、人生の中でもそう多くないイベントです。その割にやるべきことがとても多いので、調べものなども含めてつい面倒に感じがちですが、やることさえ知ってしまえば、あとはこなすだけのシンプルなタスクがほとんどです。
引越しのおよそ1か月前から当日まで、何かとやることが多くて大変ですが、とにかく段取り良く進めていくことが重要なポイントです。1つ1つのタスクの前後関係をキチンと理解し、どの作業を先に行うべきなのか、優先順位をつけましょう。楽な作業から先に行うのは、段取り上決してやってはいけない「愚行」です。
この記事のリストをもう一度見返していただき、新しいステージへと進む「ミッション」をひとつひとつクリアして、わくわくする新生活をスムースに手に入れましょう!なおお時間があれば下記の記事もおススメです。