引越し荷物の開梱
開梱まで業者に「おまかせ」するようなプランを選択している場合を除き、引越しの直後はどの部屋にも段ボールの山ができているはずです。ほとんどの人にとって不慣れな引越し。山積みの段ボール箱を前にして、どこから手を付けていいのか途方に暮れてしまうなんてこともありがちです。
手際よく、スムーズに開梱作業を進めるためのコツや注意点を整理しておきましょう。
◆まずは「すぐ開ける!BOX」を開く
引越し当日、ぎりぎりまで使うものなどは「すぐ開ける!BOX」(『段ボール箱などの最終チェック』参照)に入れておきます。
荷物の搬入時、「すぐ開ける!BOX」はできるだけ早めに運び入れて開梱しておきましょう。とくに、トイレットペーパーやハンドタオルをセットして、トイレを使えるようにしておくと安心です。
◆すぐに使うものから開く
たとえば衣類の場合、下着からオフシーズンの洋服まで多くの箱があるはずです。まずは、下着や明日にでも着るオンシーズンの洋服の箱から開けていきましょう。開梱作業は1日で終わるとは限りません。もし、途中で疲れて翌日に回すような場合でも、すぐに使いたいものが開梱できていれば安心です。
◆収納場所が決まっているものから開く
食器や本など、箱の中身の収納場所がはっきりと決まっていて、整理に手間取らないものから開けていくと、開梱作業がスムーズに進めやすくなります。
◆段ボール箱はひとつずつ開く
一度にたくさんの段ボール箱を空けてしまうと、モノが混乱して片付かなくなってしまいがち。箱はひとつずつ開き、きちんと収納していきましょう。
◆開梱作業は「期限」を決めて!
引越しの後、段ボール箱に入ったままの荷物を開梱せずに放置してしまうと、何週間、何カ月もそのままになってしまうことがあります。そうなると、箱の中に何が入っているのかさえ忘れて「同じものを新たに買ってしまった」なんていう失敗もしてしまいがち。
開梱作業は、新居の収納を整理して、インテリアの見た目を整えていく作業でもあります。それなりに時間もかかる大変な作業ですが、それだけに集中してやってしまうことが大切。ずるずると先延ばしせず、「3日以内に片付ける!」など自分で期限を決めてやってしまいましょう。