【実録、本社移転シリーズ】Vol.5:我々の失敗から学んで欲しい!法人のお引越しで、担当者がすべきこと。

2016年2月3日に、私たちは本社移転のお引越しの”作業”を行いました。

私たちも、本社移転は初めての経験で、良かった点も失敗した点もありますので、余すところなくお伝えしたいと思います。

事前準備、ほんとうに大事

ずっと言っていることですが、事前の準備は非常に大事です。

元引越し屋さんがいるフロアと、全員が初めての引越しのフロアの前日夜の写真をどうぞ。

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どちらが、どちらか、わかりますか?

まあ、わかりますよね?(笑)

 

そうなんです。しっかり持っていくもの、持っていかないものを分類し、引越し会社のスタッフさんは、運ぶだけ。という状況が最高形です。

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このように、処分するものも、まとめておくと、引越し会社は楽になります。

 

この辺りのお話は、法人に限らずですが、持っていくのか、持っていかないのか、あいまいになっている家財があると、引越し会社は、持っていくのかな?持っていかないのかな?と心配になります。

なぜ、心配になるかというと、この画像をみてください!

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トラックの中は、理路整然と積み込まれており、突然 持っていくものが増えると、本来は奥に積み込まなきゃいけないものが、最後に出てきたりすると、トラックの中のものを全部出して積み直し することになります。

 

そんなことしなくても、手前に積めばいいじゃないか!と思いますよね?

ですが、手前だと 積めない という状況が生まれるのです。

 

引越し屋さんの現場では、スキルが高い人は、積み込み作業と、部屋からの荷出しを担当します。

 

つまり、どの順番で何を積み込むかで、トラックの空間を最大限に有効活用するのです。

そして、先ほどの画像を見ると、ダンボールのサイズは均一がいいことの意味がわかると思います。

綺麗に積まれたダンボールは、負荷が均等にかかって、崩れにくく、荷物を守ってくれます。

ですが、これがサイズのバラバラなダンボールだと、綺麗に積み込んでも、どこかに負荷がかかってしまい、ダンボールが壊れやすくなります。

その結果、どんなに慎重にトラックの運転をしても、ダンボールが崩れて、荷物が壊れてしまう可能性があるのです。

ですから、どの引越し会社も、引越し用のダンボールでなくとも、

 

同じサイズのダンボールでまとめて欲しい

 

という要望をするのです。

荷物は、出すよりも、受ける方が大事

そして、このエントリーで一番重要なことを言いますね。

 

荷物は、出すよりも、受ける方が大事 ということです。

 

というのも、荷物を出すときは、これとこれを持って行ってと言うだけなので、社内調整をしておけば、いいのですが、荷物を受ける場合は、どこに配置してもらうかを共有しておく必要があります。

そして、新オフィスにはたいがい、役職が上の人もいますので、どうでもいいところで口出ししてきます。(苦笑)

口出しされた結果、その場でどこに設置するかの議論が始まり、引越し会社が荷下ろしできないという状況が生まれてしまいます。

ですから、引越しプロジェクトのリーダーさんは、荷出しの方ではなく、荷下ろしの方で待機するようにしておきましょう。

あとは、荷出しをする前に、フロアやエリアが似通った荷物はまとめておけば、ダンボールが紛失するリスクを減らすことができます。

リーダーさんが指示すること

引越しプロジェクトのリーダーさんは、荷下ろし先にいるので、荷出しの現場には行くのは大変でしょう。

もちろん、引越し会社と行動を共にしてもいいのですが(引越しトラックの同乗はできませんよ!)荷出しを任せる場合には、オススメの方法があります。

それは、

 

養生テープに、搬入先や、処分など記載して、すべての家財に貼っておきましょう!

 

例えば、このような感じです。

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こうすることで、荷出しの現場に、引越しプロジェクトのリーダーは立ち会わなくとも大丈夫なのです。

リーダーが、荷出しの荷物のチェックを終えたら、荷出しの現場は部下に任せましょう。

別に、ガムテープでもいいのですが、粘着力が強いので、剥がすときにあとが残る可能性があります。その点、養生テープなら付箋のように、綺麗に剥がせますから、便利ですよ!

まとめ

実は私たちも、この荷下ろしの現場にリーダー格の人間がいなくて、ちょっと失敗しました。

リーダーがいることで、上の人がいたとしても、このプロジェクトリーダーは俺だから、俺の言うことを聞け!なんて言えるかどうか、わかりませんが、言うこともできます。(笑)

まあ、リーダーは、前もって、レイアウトを決めたら、上司に確認をして、了解をとっておけば、上司のせいにすることもできますので、社内調整をしっかりしておきましょう。

特に大型の什器は、自分たちで運ぶのが大変です。せっかく、引越し会社に依頼するのですから、希望の場所にレイアウトできるように、事前の社内調整をしておくのが、リーダーの役目ですよ!

ちなみに、今回の私たちのお引越しは、スター引越センターさんにお願いしました。仕事がテキパキとされていて、私たちの荷下ろしの指示がまずい部分でご迷惑をおかけしましたが、スター引越センターさんは、素晴らしいお引越しを提供してくださいました!

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本日は、以上です。

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著者投稿者 横川
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