どこが一番安い?【2020年版】引越し会社のコスパ&満足度ランキング(オリコン調べ)
引っ越し前後は何かとお金がかかるもの。どうせなら、なるべく料金が安い引っ越し会社にお願いしたいものですよね。
しかしこの引っ越し料金、実は一般の商品のように料金が決まっているものではなく、「荷物量」「移動距離」「引っ越し日時」の3つによってその都度決まる“時価”となっていますので、「どの引っ越し会社が安い」と一概にお伝えすることができません。
それを踏まえた上で、客観的な意見やランキングが引っ越し会社を選ぶ際にひとつの目安にはなりますので、今回はオリコンが発表している「2020年度引っ越し会社 コストパフォーマンス 満足度ランキング」のTOP5をご紹介します。
引っ越し見積もり料金 簡易シミュレーション
引っ越し会社 コストパフォーマンス 満足度ランキング
では、さっそくランキングを見ていきましょう。
1位 | Akabou(赤帽)引越 | 77.19点 |
2位 | サカイ引越センター | 74.25点 |
3位 | 引越しは日通 | 74.03点 |
4位 | ハトのマークの引越センター(弊社提携会社) | 73.83点 |
5位 | アート引越センター(弊社提携会社) | 73.54点 |
出典:コストパフォーマンス|引っ越し会社のランキング2020年版 オリコン顧客満足度
以下の順位は、6位「アリさんマークの引越社」7位「ハート引越センター(弊社提携会社) 」8位「ファミリー引越センター」9位「0003のアーク引越センター」となっています。
1位:Akabou赤帽引越
単身者に人気の、赤帽の引っ越し。赤帽は運送会社のイメージが強いと思いますが、引っ越しサービスも提供しています。
赤帽の引っ越しの料金は、基本的に上記のように13,750円。たしかに安いですよね。
ただ注意するべき点として、赤帽は引っ越し専門会社ではないので、“荷物を運ぶ”ことに特化しているといえます。
そのためスタッフは基本的にドライバー1人で、すべての荷物を運び出し・搬入してくれるわけではありません。
つまり、依頼主も引っ越し時の作業要員として動かなければならないということもあるのです。
荷物が少ない単身の方でしたら、専門会社に頼まず赤帽や宅配便などで安く引っ越すことも可能です。しかしその場合でも、
・荷造り・荷解きなどのオプションサービスがない
・物が壊れても補償はない
・家を養生してもらえない
・段ボールが無料でもらない
引っ越し専門会社なら提供している、こちらのようなサービスを受けられない点については、十分理解しておきしょう。
2位:サカイ引越センター
サカイ引越センターは、大阪府堺市堺区に本社を置き、東証一部に上場している引っ越し会社で、引っ越し業界(専業者)としては国内No.1の売り上げ規模
(2018年度、東京商工リサーチ調べ) を誇ります。「勉強しまっせ引越のサカイ♪」など、独特のCMがご記憶にある方もいらっしゃるかもしれません。
北は北海道札幌から南は沖縄県沖縄市まで、全国に190以上の支社を設置しており、スタッフの数も現場作業だけで全国で3,000名、さらにアルバイトを含めると繁忙期は5,000~7,000人に上ります。
サカイ引越センターで引っ越しを検討するならば、見逃してはいけないのがこちらの「お得な引越カレンダー」、こちらでは、お得に引っ越しできる日が色分けしてわかりやすく掲載されています。
色分けは3種類あり、日付が赤くなっている部分がお安く引っ越しできる日を表しています。 赤い日付はほとんどが平日になっていますが、混雑している日は無地(白色)になりますので、その日を避けることでリーズナブルに引っ越しができそうです。
3位:引っ越しは日通
国内最大手の物流会社で、戦時物資の円滑供給を目的とした「国営企業」を出発点として1937(昭和12)年に設立された日本通運。同社が提供する引っ越しサービスで特にお得感を感じられるのは、「引っ越し単身パック」ではないでしょうか。
こちらはS(横幅108㎝×奥行74㎝×高さ15cm)・L(横幅108㎝×奥行104㎝×高さ175cm)いずれかのサイズの専用ボックスに荷物を入れて運んでもらうサービスです。
料金はSが16,000円~、Lが18,000円~とリーズナブルな料金となっており、さらにパソコン、モバイル、スマートフォンから単身パックを申込むと、1件につき2,000円が割引となる「WEB割引」なども通年で実施しています。
単身パックS・L(WEB割引き実施中) | 単身のお引っ越し | 【引っ越しは日通】
この他にもマイルやPontaポイント、楽天ポイントなどが貯まるサービスやエリア限定の各種割引なども随時実施しており、マメにチェックすることでよりお得に引っ越しが出来るかもしれません。
4位:ハトのマークの引越センター(弊社提携会社)
ハトのマークの引越センターはフランチャイズ制をとっており、全国統一の料金体系や営業指針、補償規約などを採用している組織(正式名称は「全国引越専門協同組合連合会」)です。
従って「関東だから引っ越し料金が高い」「田舎だから安い」ということはありません。
ファミリー世帯向けに安さ重視の「節約プラン」、一番人気の「標準プラン」、楽をしたい方向けの「楽々プラン」の3つが用意されているので、予算と意向に合わせたプランをチョイスできます。
このうちコスパ重視の「節約プラン」は、小物類の梱包・資材の準備・荷造り・荷解きはお客様自身で、大型家具類の荷造り・荷解きは、ハトのマークの引越センターが行います。
出来る作業はご自身で行うことで、見積もり費用がグッと下がりますので、ぜひ検討してみては?
誠実な対応とリーズナブルな料金が決め手!ハトのマークの引越センターの口コミと評判
5位:アート引越センター(弊社提携会社)
引っ越し業界の老舗と言えるアート引越センター。同社の特徴は、世帯やシチュエーションに応じたプランが充実していることです。例えば
・“学割”がきき、さらに成約するともれなくカーテンがもらえる「学割パック」
・ デリケートな荷物があっても安心!女性スタッフだけで作業をおこなう「レディースパック」
・ 「暮しの整理士」 がおうちに増えた荷物の整理整頓をアドバイスしてくれる「シニアパック」
などの様々なプランからご自身が当てはまるものを選べば、コスト面、サービス内容面ともに満足度の高い引っ越しができるでしょう。
また、同社では無料サービスに力を入れていることもポイントの1つ。
・ 引っ越し後、3ヶ月以内であれば1回無料で不要になったダンボールを引き取ってくれる「ダンボールお引取サービス」
・新居のご近所さんに「よろしく」の気持ちを込めた挨拶品を配ってくれる「
ふたつよろしくサービス」
・引っ越し後、1年以内であれば1回に限り、家具移動を無料で利用できる「家具移動サービス」
など、これらのサービスをうまく使えば、引っ越し後のトータルコストもぐっと抑えることができます。
アート引越センターは引っ越し料金の安さとともに、老舗ならではのサービスで、“安心“と”コスト以上の価値“に期待できる引っ越し会社だといえるでしょう。
【注意】引っ越し料金は時価!一番安い会社は時期や状況で異なる
さて、ここまで2020年度引っ越し会社コストパフォーマンスのランキングTOP5を見てきましたが、冒頭でもお伝えしたようにこのランキングは、「どの引っ越し会社の料金が安いか」を比較したものではありません。
大事なことなので何度も申し上げてしまいますが、そもそも引っ越し料金とは固定料金ではなく“時価”。その上サービス内容やオプションの豊富さも会社ごとに異なるため、一概に「料金の安さ」を比較することはできないのです…。
引っ越し料金を決める3つのこと
これも繰り返しになりますが、引っ越し料金を決めるものは、「荷物量」「移動距離」「引っ越し日時」の3つです。
引っ越し料金は、繁忙期には高くなり、閑散期には安くなります。また移動距離が長くなるほど、荷物が多くなるほど、料金は高くなるのが基本です。
ただ、各社トラックやスタッフの空き状況は常に変動するもの。
そのため会社によって、「この日は近距離の引っ越しなら安くできる」「この時間帯のこのエリアで、単身者の引っ越しなら安くできる」などの都合があります。
その時々で一番安い見積もりを出してくれる引っ越し会社は異なるわけですから、大事になってくるのは、複数の会社に見積もりを取ることです。
相見積もりを取って一番安い引っ越し会社を探そう
とは言え、複数の会社を相手に値段や日程などを交渉するのはなかなか手間がかかるもの。そこでおススメさせていただきたいのが、弊社が運営している「引越しラクっとNAVI」。
こちらのサービスでは、弊社のお客様選任コンシェルジュがお電話で引っ越しの日程やご予算、お荷物状況などをヒアリングさせていただき、その情報をもとに複数の引っ越し会社と交渉。最適なお見積もりをご案内させていただきます。
さらに、コンシェルジュがお客様の引っ越しにおける全ての窓口を務めさせていただくことで、引っ越し会社の窓口業務を一部削減!その分お客様に安価な見積もりをご提示することが可能となっています。
もちろん引っ越し会社との価格交渉も、お客様に代わって粘り強く行いますので、ぜひお見積もりご依頼時に、ご予算状況や希望の料金をお伝えいただければと思います。
ご興味をお持ちいただけるようでしたら、ぜひ下記フォームからお見積もりをご依頼ください。
引っ越し費用をなるべく安くする方法
続いて、引っ越し費用をなるべく安く抑える方法についても、 「荷物量」「移動距離」「引っ越し日時」の3つの要素別に見てみましょう。
荷物量について
引っ越しの荷物量が増えると、見積もりの料金はその分高くなります。
というのも、荷物の量が増えると、荷物を運ぶために必要なスタッフの人数が増えたり、荷物を運搬するトラックのサイズが大きくなったりするからです。
現地スタッフは、1人あたりで人件費がかかっているので、必要人数が増えればその分人件費が増えてしまいます。
またトラックについては、少ない荷物量であればミニバンや軽トラックなどでも運べますが、運搬に必要なトラックのサイズが大きくなるにつれて、車両のチャーター料金が高くなります。
そのため、引っ越し料金を安くするためには、引っ越し前になるべく不用品を処分して、荷物の量を減らすことをおすすめします。
なお、弊社提携先でもあるトレファク引越さんのように、引っ越しと同時に不用品の買取や処分を行ってくれる引っ越し会社さんもあります。
「引越しラクっとNAVI」では、こうした不用品処分サービスを行っている引っ越し会社の見積もりだけをまとめて取ることもできますので、詳しくは弊社コンシェルジュまでご相談ください。
また、荷物量が少ない方には、先述の「単身パック」の利用もおススメ。
なお「単身パック」は日通のサービス名称で、クロネコヤマトでは「単身引越サービスパック」、三八五引越センターでは「シングルパック」、サカイ引越センターは「小口便引越サービス」など、それぞれの会社によってサービス名称と専用ボックスのサイズが異なっています。
なお、各社のこうしたサービスを利用したいと思っても、運ぶ荷物の量が多かったり、大きなサイズの家具などがあったりすると、専用ボックスに積載が難しい場合があります。
例えば日通「単身パック」であれば下記のように、ホームページに積載できる荷物の目安が記載されていますので、ご検討時の参考にしてください。
・冷蔵庫(2ドア・109リットル)
・薄型テレビ(20インチ)
・テレビ台(小)
・電子レンジ
・掃除機
・カラーボックス(3段)
・姿見
・布団
・日通ダンボールMサイズ(540×340×320mm)4個
なお、専用ボックスに荷物がおさまらない際は、ボックスの追加やサイズアップが必要となります。
移動距離について
引っ越しの移動距離については、荷物量と違ってなかなか自分たちで調整することが難しいですが、長距離の引っ越しの場合は、「混載便」や「コンテナ便」「帰り便」などを使うことで、引っ越し料金が安くなる可能性があります。
費用を格安にしたいのなら「混載便」
メリット | デメリット |
---|---|
・1件あたりの運送料を抑えることができる | ・日時を指定しにくい ・荷物が傷つく可能性も |
引っ越しは一件あたり一台のトラックをチャーターしておこなうのが一般的ですが、荷物がトラックのサイズとピッタリ一致していない場合は、トラックの荷台に空きがある状態で運搬することになります。
こういったトラックの空きスペースに別の依頼者の荷物も積み込み、一緒に輸送することで運送費用を抑えるプランが「混載便」です。
荷物を混載することで、運転手の人件費をはじめガソリン代や高速料金などが”割り勘”になり、引っ越し料金が安くなります。
ただし、同じ方面へ引っ越しをする人がいなければ、この「混載便」は成立しないため、他の希望者が現れるまで待たなければならない場合もあります。特に転居する方が多い東京、大阪などの主要都市以外への引っ越しでは、希望者がなかなか集まらない可能性がありますので、引っ越し日時については柔軟に考える必要があります。
また、積み下ろし回数が多くなってしまうこともあるため、荷物に傷がついてしまう可能性もありますので、その点も注意しましょう。
大量の荷物を安く運びたいなら「コンテナ便」
メリット | デメリット |
---|---|
・運送料金が半額以下になることも | ・配送に時間がかかる |
コンテナ便とは、列車での運送です。コンテナと呼ばれる大きなボックスに荷物を詰め、貨物列車に運んでもらいます。人件費や燃料費を抑えることができるので、比較的格安なことがメリットです。
ただし、貨物列車の運行スケジュールに合わせないといけないため、引っ越しに日数が余計にかかってしまう可能性があります。引っ越すスケジュールに余裕がある場合におすすめです。
時間的に余裕があるなら「帰り便」
メリット | デメリット |
---|---|
・荷物が傷つかない ・超特価になることも | ・手配している会社が少ない |
帰り便とは、片道運搬のことです。積み荷をおろした後のトラックの空きスペースを利用し、荷物を運んでもらうことを指します。「帰り道の途中でついでに運んでもらう」というイメージですね。
積み荷をおろしたトラックは、「空車回送」という空の状態で帰路につくことになります。この状態が非常に「無駄」ということで発案された帰り便ですが、取り扱っている引っ越し会社は多くありません。
うまく取り扱っている引っ越し会社を見つけることができれば、格安価格で引っ越しをしてくれる可能性は大きいといえるでしょう。
引っ越し日時について
引っ越しにおいては、一年を通じて変動する「料金の相場」があります。
例えば弊社「引越しラクっとNAVI」のデータで、単身の方の平均引っ越し料金を月別に集計したところ、一年の内で最も引っ越し料金相場が安い時期は1月、逆に最も料金が高くなるのは、入学・転勤などのシーズンとして一般的に「引っ越し繁忙期」と呼ばれる、3月末~4月上旬となりました。
月 | 単身引っ越しの相場 |
1月 | 平均32,664円 |
2月 | 平均37,283円 |
3月 | 平均56,942円 |
4月 | 平均47,430円 |
5月 | 平均43,631円 |
6月 | 平均38,204円 |
7月 | 平均44,657円 |
8月 | 平均32,329円 |
9月 | 平均41,163円 |
10月 | 平均35,181円 |
11月 | 平均35,988円 |
12月 | 平均37,066円 |
※引越しラクっとNAVI ®の引っ越し実績をもとに、移動距離が同一市区町村内程度(~15km)の標準的なお引っ越しデータの平均を算出したものです(対象期間:2017年1月~2019年6月)
そのため、引っ越しの時期が調整できる人は、料金が高騰する3月や4月を避けて引っ越しすることで費用を抑えることができます。
また、相場以外に引っ越しの搬出作業を開始する時間によっても料金が変わります。
一般的に、引っ越し会社は一日の作業時間帯を「午前便」「午後便」「フリー便」の三つに分けていて、このうち一番安い見積もり料金になるのが「フリー便」です。
フリー便とは、引っ越しをする日にちだけを決めておいて、作業の開始時間は引っ越し会社の都合に合わせるプランです。
現場のトラックや作業員の状況に合わせるため、価格を抑えることができますが、作業の開始時間は午後からになることが多く、場合によっては夕方や夜からとなる場合もあるため、時間に余裕を持っておきましょう。詳細は下記記事でも解説していますので、もしよろしければご参照ください。
まとめ
今回は、引っ越し会社のコストパフォーマンスランキングを紹介しました。ひとつの目安として活用してください。
何度もしつこく申し上げて恐縮ですが、引っ越し料金は変動します。引っ越し料金が安い引っ越し会社を見つけたい場合には、その時、その状況における各社の引っ越し料金を比較するようにしましょう。
また、本記事では引っ越し料金を安く抑えるテクニックについてもご紹介させていただきましたが、各条件に合わせた引っ越し会社をお探しの際は、ぜひ弊社「引越しラクっとNAVI」にご相談ください。納得のいく引っ越し会社探しを、最後までサポートさせていただきます。
引っ越し料金を抑える術はこちらから
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